【札幌】長谷川竜也『謎の交代』は大腿部負傷、ミシャ「13人目の負傷者が出てしまった」
札幌のペトロヴィッチ監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「タツヤは太ももの裏に少し違和感があった」
[J1 21節] 札幌 0-1 新潟/2024年6月29日14:03/札幌ドーム
J1リーグ21節、北海道コンサドーレ札幌はアルビレックス新潟に0-1で敗れ、リーグ7連敗を喫した。しかも4試合ノーゴール。勝点25に伸ばした新潟は、残留争いから抜け出し、上位進出も狙える勢いに乗った。
この試合の38分、3-4-2-1のシャドーのポジションで先発し、スペースに顔を出して攻撃の起点役となって前線を活性化させていた長谷川竜也だが、鈴木武蔵との交代を告げられた。長谷川はピッチ上でしばらくベンチに背を向けて、交代を“拒否”するような姿勢を示し、小林祐希らから肩を叩かれるなどなだめられるシーンが見られた。
一体、何があったのか!?
長谷川があまりに悔しそうな表情を見せていただけに、その交代理由がSNSでも話題に。ただ、大腿部に違和感を覚え、大事を取っての交代だったということだ。
札幌のミシャことミハイロ・ペトロヴィッチ監督は試合後のDAZNのフラッシュインタビューで、長谷川の交代理由について、「タツヤは太ももの裏に張りと言いますか、少し違和感を覚えたため、交代しなければいけない状況でした」と答えた。
しかも交代出場した鈴木がボールロストしたところから決勝点を決められるという悪循環に……。
これでチームは泥沼のリーグ7連敗で最下位に低迷したまま。次節はアウェーでの鹿島アントラーズ戦である。
「ケガ人が非常に多く、次の試合でまず誰を起用できるかを考えなければいけません。今日でおそらく13人目の負傷者が出てしまいました。しっかり選手の状態を見極めて、次の試合に向けて準備したいと思います」
ミシャはそのように元気なく語った。
この日はフリートランスファーから獲得した大崎玲央が途中出場し札幌デビューを果たした。ただそれ以外にはポジティブな要素が限られた。なんとかまず勝点を掴み、光明を見出したいところだ。