ジレンマ…肝心のリーグ戦で苦戦する甲府、篠田監督解任の理由とは!?
甲府の佐久間悟社長。(C)SAKANOWA
佐久間社長「『流れを変え』同時に『修復と安定』を図りたい」
J2リーグのヴァンフォーレ甲府は7月2日、リーグ14位と低迷するなか、篠田善之監督との契約解除と大塚真司コーチの監督昇格を発表した。
AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)では初出場で決勝ラウンド進出を果たした。さらに今季はルヴァンカップではプライムラウンド(決勝トーナメント)に進出。天皇杯も3回戦に勝ち進んでいる。
しかし……。肝心のリーグ戦では、プレーオフ圏の6位まで11ポイント差と開くなか、指揮官交代に踏み切った。
佐久間悟社長は公式サイトで、「『流れを変え』同時に『修復と安定』を図りたいとの思いから指揮官の交代を決断いたしました」と説明。 大塚コーチの昇格については「監督経験はないものの、これまでコーチとして培ってきた経験に期待し、クラブとしても全力を尽くしてサポートする覚悟であります」として、次のように続ける。
「負傷者が戻ってくることが大きな戦力補強になることと同時に、選手補強も行いながら、上位進出に向けて努力して参りますので、ヴァンフォーレ甲府に関わる皆様方には、引き続きご支援とご声援を賜りたくお願い申し上げます」
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強烈なインパクトを残す甲府だが、肝心のリーグ戦では結果を残せない。そのジレンマのなか、甲府市出身でありクラブOBだった指揮官の途中退団。勇猛に挑んでいく、その強烈な一発のパンチ力のあるクラブカラーさえ、ここで失われないか……一つの分岐点に立っているのかもしれない。