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パク・チュホが韓国代表監督の選考過程を暴露。サッカー協会は法的措置も検討

2021年に行われた日韓戦。韓国代表のチョン・ウヨン(5番)をかわしてシュートを放つ日本代表の南野拓実。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

選考委員として携わるも、ホン・ミョンボ監督の決定は寝耳に水。

 韓国サッカー協会はこのほど、2026年の北中米ワールドカップ(W杯)に向けて、サッカー韓国代表の監督にホン・ミョンボ氏(洪明甫、HONG Myung-Bo)を復帰させることを決めた。韓国代表を率いるのは、2014年のブラジル・ワールドカップ(W杯)以来、実に10年ぶりとなる。

 そうしたなか7月11日、『スポーツ・ソウル』によると、Jリーグの水戸ホーリーホック、鹿島アントラーズ、ジュビロ磐田で活躍したパク・チュホが、今回、監督を選考する「戦力強化委員会」の5人の委員の一人に選ばれたという。

 そして自身のユーチューブチャンネルで、「韓国代表監督の選考過程、全て話します」と題した動画をアップ。委員には最終決定が伝えられないなか、突然、ホン・ミョンボ氏の就任が報じられたという。まさに寝耳に水だったと打ち明けている。

 また、パク・チュホは海外の監督登用が望ましいのではないかと提案。ルベン・アモリム(現スポルティング)、ジェシー・マーシュ(現カナダ代表監)といずれも現役指揮官を推奨したそうだ。

 ただし話し合いの中で、「お前は監督経験がないだろ」など言われ、その意見はまったく尊重されなかったと明かしているという。やはり……最初からホン・ミョンボ氏の登用が規定路線だったのではないか、と勘繰りたくなるような展開だったようだ。

 しかし大韓サッカー協会(KFA)は7月9日、公式サイトで声明を発表。情報が公になるのを避けるため、最終判断は「戦力強化委員会」の委員長が下すことになっていたと反論している。

 また、パク・チュホは話し合いのプロセスが適切ではなかったと指摘している。しかしそれは自分の意見が通らず納得していない怒りをぶちまけていると言え、「委員として正しい言動ではないのではないか」と厳しく批判している。

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 そのように内部の情報を明かし、自身の利益のために”暴露”したとも解釈できる。そのため大韓サッカー協会は法的措置も辞さない構えだという。

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