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【なでしこ】池田太監督「勇気の交換ができれば」。パリ五輪への挑戦、金沢からスタート

ガーナ戦前日の公式記者会見に臨んだ日本女子代表の池田太監督。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

13日に金沢ゴーゴーカレースタジアムでガーナ代表と、オリンピックを控え壮行試合。

【MS&ADカップ 能登半島地震復興支援マッチ】日本女子代表 – ガーナ女子代表/2024年7月13日15:20/金沢ゴーゴーカレースタジアム

 サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)の池田太監督が7月12日、翌日のガーナ代表との親善試合を前に公式記者会見に臨み、「この金沢で試合ができる意味をしっかり考えて、またパリに向けての準備を戦いのなかで見せ、観てくれる方に勇気を与えられればと思います」と意欲を示した。

 集合から6日目、千葉での合宿を経て、この壮行試合にあたる一戦に臨む。池田監督は「攻守両面の連係を確認したい」とテーマを挙げ、「アフリカ勢の身体能力に対して慣れていくことも一つ考えていきたい。我々がボールを持っている時のカウンターへのリスクマネジメントも、大会前に確認したいです」と抱負を語った。

 そのうえで「我々がやろうとしていることがあっても、試合中に必ず変化が起きると思うので、そこでの対応を試合の中で見ていきたいです。今までやってきたことを上手くミックスさせながら、自然に対応できるようにできればと思います」と、試合中の選手たちの対応力や柔軟性もカギに挙げた。

 そして池田監督は「勇気の交換」というキーワードを語った。

「オリンピック前最後の親善試合をここで迎えられ、有難く思っています。もらった勇気を、逆に今度はパリで恩返しできるように。勇気の交換ができればと思っています。実際にスタジアムに来ていただいたい皆さんにも、ひたむきな彼女たちの姿を見て、何かを感じてもらえたら嬉しいです」

 現在女子サッカーの代表チームは絶対的な強豪がいない。とはいえ特にヨーロッパ勢が急激に力を付けてきている。なでしこジャパンも、決して金メダル獲得は不可能ではない。

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 ただし、彼女たちを奮い立たせる力が必要だ。そのパリへの挑戦が、金沢の地からスタートする。

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