×

【札幌】復活への浦和戦2発、鈴木武蔵「あまりにフリーだったのでオフサイドかと思った」

鈴木武蔵。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

2点目は「上手くこぼれてきてくれのたので、思い切って振り抜きました」。

[J1 24節] 浦和 3–4 札幌/2024年7月20日19:00/埼玉スタジアム2002

 北海道コンサドーレ札幌の鈴木武蔵が浦和レッズとのアウェーゲーム、今季リーグ初を含む2ゴールを決めて、4-3での勝利に大きく貢献した。

 1-0で迎えた前半の45+2分、スルーパスに抜け出て冷静にシュートを決めた。鈴木は一応(オフサイドラインを)確認して前へ出ましたが、あまりにフリーだったので、最初『オフサイドかな?』と思いました。一応流し込み、結果的にゴールになって良かったです」と振り返った。

「右で持ったらコースがなかったので、左足で持ってシュートをしようとしました。(喜ばなかったのは)オフサイドだと思っていました、完全に。だから喜べなかったです」

 待望の一発! VARを経ての得点決定の瞬間、鈴木は小さく拳を固めて、気持ちを爆発させた。

 これまで今季リーグ戦はノーゴールは続いた。しかし自身の調子は上がってきていると好感触を得ていた。鈴木は「耐えるしかない。自分の自信は絶対に失わないと、ベルギーに行っても決めていました」と自分自身に言い聞かせたそうだ。

 そして57分には、まさにストライカーらしい一撃と言えた。相手のミスしたボールが転がってきて、それをしっかりと突き刺した。

「上手くこぼれてきてくれのたので、思い切って振り抜きました。結果、入って良かったです、本当に」

 鈴木は笑顔を浮かべる。

「札幌らしい試合ができました。みんなここ最近良くなってきているなか、結果が出せずにいたので、社長の三上さんも神戸戦の前に、ここから勝点を積み重ねていこうという話をしていたので、ここから巻き返していきます」

 エース復活へ――。チームにも勢いをもたらす鈴木の2ゴールになるはずだ。

Posted by 塚越始

Ads

Ads