「かなりの痛手」バイエルン伊藤洋輝が中足骨骨折でブンデス開幕絶望。サッカー日本代表のW杯最終予選にも影響か
伊藤洋輝。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
クラブが正式に発表。韓国遠征は不参加に。
ドイツ・ブンデスリーガ1部バイエルン・ミュンヘンは7月29日、クラブ公式サイトで、今季加入したサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)DF伊藤洋輝(Hiroki ITO)が28日の1.FCデューレンとの練習試合で負傷し、中足骨骨折を負ったと発表した。最低でも数週間は戦列から離れる。
地元メディア『TZ』によると、地域リーグとのトレーニングマッチは立ち上がりからバイエルンのミスが目立ち、キム・ミンジェのミスパスからピンチを招いたという。そのリズムが悪いなか、20分、伊藤がピッチに足をとられるように倒れ、そのまま立ち上がれなくなり、交代を余儀なくされた。
ハリー・ケインらまだ主力組が不在ではある。ただ王者奪回に燃えるチームは、アマチュアカテゴリーのチーム相手に1-1の引き分けに終わった。
そしてクラブは29日、「伊藤洋輝が中足骨骨折」と題したメディアリリースを発表。次のように説明している。
「新たに加入したヒロキ・イトウだが、FCバイエルンの活動から数週間離脱することになった。このディフェンダーは日曜日の1.FCデューレンとの親善試合(1-1)で中足骨を骨折した。
この骨折は試合直後、FCバイエルンのメディカルチームの検査によって確認されている。
マックス・エーベル(スポーツ担当責任者)氏は 「非常に痛手であり、辛いことは間違いありません。ヒロキが一刻も早くピッチに戻れるよう、私たちは最善のサポートをしていきます」
ジュビロ磐田を経てVfBシュツットガルトでプレーしてきた伊藤は昨季、左サイドバックやセンターバックとして、リーグ2位で終えたチームを支えた。そして大型レフティは今季、メガクラブであるバイエルンへの加入を果たした。
このあと組まれている韓国などへのアジアツアーに伊藤は参加しない。8月17日にカップ戦で開幕を迎えるが、ここでの出場はないだろう。25日の2024-25シーズンのリーグ初戦、アウェーでのWfLヴォルフスブルク戦以降の戦列復帰を目指すことになる。
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状況によっては、9月にスタートする北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選も、伊藤が不在になる可能性もある。