×

【米国 2-0 日本】W杯前哨戦、フルメンバー4試合連続ノーゴール。後半から4-2-3-1、瀬古歩夢を左SBに起用

米国 対 日本戦、センデハスにボレーを決められてしまう。写真:AP/アフロ

小川航基のミドルがポストを叩く。

[親善試合]アメリカ代表 2–0 日本代表/2025年9月10日8:37(現地9日19:37)/ Lower.com フィールド(米国)

 サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)がアメリカ代表との北中米ワールドカップ(W杯)に向けたホスト国での強化試合、0-2で敗れた。この遠征は2試合ともチャンスもなくノーゴール。フルメンバーでは4試合連続無得点となっている。

 メキシコ戦から中2日、時差3時間ある米国内の移動を経て、日本はスタメン全員を入れ替えて、遠征2試合目に臨んだ。長友佑都がキャプテンマークをつけ、システムは3-4-2-1が継続された。

 立ち上がりは日本のプレスがハマり、主導権を握るかと思われた。しかし15分頃、長友佑都が足を痛める。ここから全体の強度も落ちていき、アメリカがボールを保持する時間が増える。

 すると30分、右ウイングバックに起用された望月ヘンリー海輝の守備対応が緩くなったところでクロスを上げられ、さらに長友のマークも甘くアレハンドロ・センデハスに右ボレーを決められてしまう。

 後半開始、日本は長友に代えて瀬古歩夢を投入。森保一監督は4-2-3-1を採用するのだが、瀬古が左SB、関根大輝がCBという本職ではないポジションでプレーする。

 しかし、この起用法が全くハマらず。64分、関根の背後にスルーパスを通されて、フォラリン・バログンに追加点を決められてしまう。

 そのあと小川航基のミドルがポストを叩く場面もあったが、日本はなかなか攻撃の形を作れずにいる。

 日本は三笘薫、菅原由勢、南野拓実、鎌田大地、町野修斗を投入。反撃を試みたものの、ゴールをこじ開けることはできなかった。

 日本は国内組のみで臨んだ東アジアE-1選手権では優勝した。しかしフルメンバーではW杯アジア最終予選のサウジアラビア戦(△0-0)、オーストラリア戦(●0-1)、そしてメキシコ戦(△0-0)、アメリカ戦(●0-2)と、4試合連続ノーゴールとなっている。

読まれている記事>>日本代表FW中村敬斗に突破口はあるのか? ベシクタシュ移籍の噂、いまは…

 FIFAランキングはメキシコ13位、アメリカ15位、日本17位。日本はW杯本番のグループステージ、両国と対戦する可能性があり、今回その前哨戦となった。