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カラーは「赤」? チーム名は「RB大宮」? レッドブルグループが大宮アルディージャの全株式取得。代表は「名門クラブの一つにする」と意欲

RBライプツィヒのチームバス。(C)SAKANOWA

RBライプツィヒ、レッドブル・ザルツブルクのグループに加わる。

 大宮アルディージャと大宮アルディージャVENTUSを運営するエヌ・ティ・ティ・スポーツコミュニティ株式会社(本社:埼玉県さいたま市 佐野秀彦社長)は8月6日、全株式をレッドブル・ゲーエムベーハー / Red Bull GmbH(本社:オーストリア オリバー・ミンツラフ代表)に譲渡することで、大宮の責任企業である東日本電信電話株式会社(本社:東京都新宿区 澁谷直樹社長)と契約を締結したと発表した。株式譲渡は2024年9月の予定。

 UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)の常連にもなりつつあるRBライプツィヒを筆頭に、アーリング・ハーランドや南野拓実も輩出して今シーズン川村拓夢の加わったRBザルツブルク、さらにアメリカのニューヨーク・レッドブル、ブラジルのレッドブル・ブラガンチーノ‎が傘下にある。そこに大宮が加わることになる。

 ライプツィヒやザルツブルクでは、ラルフ・ラングニックのモデルであるハイプレス&ゲーゲンプレスや5レーン理論などが貫かれてきた。そして育成組織にも定評あり親和性ある大宮が、そのRBグループに加わることになった。

 当面の注目は、果たしてクラブ名は? チームカラーは? という点になるか。浦和レッズと同じホームであり、それでも「赤」あるいは「白・赤」のカラーが、Jリーグに認められるのかどうか。

 また、チーム名は「RB大宮」などになるのだろうか。2シーズン目以降、NTTグループのカラーが濃い「アルディージャ」の名前が残るのかどうか。

 レッドブルのミンツラフ代表は「NTT東日本、Jリーグ、およびWEリーグの関係者の方々に対し、常に信頼に満ちた対話をしていただいたことに感謝申し上げます」と感謝し、次のように大宮をアジアの重要拠点としていきたい意向を示している。

「アジアにもクラブを持つことができ、戦略的に重要な地域で私たちのサッカーポートフォリオを拡大できることを大変嬉しく思っています。日本サッカー界は近年、非常に順調に発展しており、数多くのトップタレントを輩出しています。私たちはクラブと共にこの成功の道の一部となり、経験と専門知識を提供して、将来的には、大宮を日本サッカー界において名門クラブの一つにするために貢献したいと考えています」と語っている。

 また「レッドブルのコミットメントは、ホームタウン・さいたま市で引き続き活動を継続することであり、これまでクラブがステークホルダーと育んできたチーム名やクラブカラーなどをリスペクトし、クラブが積み重ねてきた26年の歴史をベースに積極的に新たな挑戦を行っていくことで『継続と発展』を示し、クラブ理念の実現と成長循環型クラブとしての取り組みをより加速させて行きます」としている。

 大宮を当面ホームタウンとして活動することは間違いない。また、NTT東日本の澁谷社長は「パートナーとして引き続きクラブを応援するとともに、NTTグループのアセットを活用して地域におけるクラブの発展を支えることで、より良い地域社会の実現に貢献していく所存です」と、スポンサードを継続していくということだ。

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 大宮は現在J3リーグの首位に立っていて、2位のFC今治と11ポイント差をつけている。

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