横浜F・マリノスのサポーター、知人の顔写真をデザインしたTシャツで来場して揉み合い。4試合の入場禁止処分に
横浜F・マリノスのサポーター。(C)SAKANOWA
挑発行為と捉えられて激怒。周りにいたサポーターが両者を引き離す。
[J1リーグ 27節] 川崎 1-3 横浜FM/2024年8月17日19:04/Uvanceとどろき🏟 by Fujitsu
横浜F・マリノスは8月25日、17日のアウェーでの川崎フロンターレ戦で、横浜 F・マリノスサポーター間によるトラブルが発生したと発表した。知人サポーターの顔写真をデザインしたTシャツを着て来場したものの、本人に激怒されて揉み合いになったサポーターB氏に、クラブは4試合の入場禁止処分を科した。関係した3人には厳重注意処分が行われた。
クラブによると、試合開始前、サポーターA氏と知人の顔写真が掲載されたTシャツをマリノスサポーターのB氏が着用。友人である二人と計3人で来場した。
A氏はこの行為を挑発と捉え、コンコースでB氏の着用しているTシャツを脱がそうとし揉み合いに。周りにいたサポーターが協力して両者を引き離した。
挑発行為にあたるとして、クラブはB氏に対し21日の天皇杯から4試合の入場禁止処分を科した。また、揉み合いになったA氏、B氏の友人として同行したC氏、D氏には厳重注意を行った。
この試合、クラブは4人の観戦を認めず、退場を促したそうだ。
横浜FMは次のように呼び掛けている。
「『FAIR PLAY, FAIR SUPPORT』差別・挑発・迷惑行為は、絶対に許しません をスローガンに、人 権啓発活動を行っています。ファン・サポーターの皆さまにおかれましても、クラブに関わるあらゆる人が共有し、持つべき姿勢、 考え方であるクラブフィロソフィーを胸に刻み、リスペクトをもった発信・行動を行っていただければと思います。 再発防止のために、再度スタジアム内外における安全対策やセキュリティ体制の見直し、さらにファン・サポーターとのコミュニケ ーションを強化するなど、安全・安心なスタジアムづくりに努めてまいります。 今一度、観戦ルールとマナーへのご理解・ご協力をお願い申し上げます」
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サポーターのトラブルは、各クラブがデリケートになっている。果たして、こうした個人間のトラブルにまで、クラブが介入すべきなのか。警察や当事者間に委ねるなど、制裁を下す範囲などは、今後の課題にもなってきそうだ。