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【浦和】池田伸康暫定監督が町田戦へ「何がなんでも勝点3をもぎとる」。黒田剛監督とは同い年、勝利へのキーポイントは…

オンラインで記者会見を行った浦和の池田伸康監督。(C)SAKANOWA

浦和ユースの指揮官として、黒田氏の率いた青森山田高とは何度も対戦。

[J1 29節] 町田 – 浦和/2024年8月31日/国立競技場

 J1リーグ浦和レッズの池田伸康暫定監督が8月29日、2日後の国立競技場でのFC町田ゼルビア戦に向けて抱負を語った。ペア=マティアス・ヘグモ監督の解任、マチェイ・スコルジャ前監督の復帰が決まったなか、スコルジャ監督の来日とビザが発給されるまで、暫定的に指揮を執る(Jリーグでは登録上「監督」と明記されるが、クラブでは「暫定監督」で統一)。

 スコルジャ監督にいい形でバトンをつなぐため、池田暫定監督の次のように自身の『使命』を口にした。

「(打診を受けた際は)一番最初に感じたのは驚きでした。驚きはあったのですが、迷うということはなかったです。浦和のためであれば、力になれればと思いました。(町田戦に向けて)目の前の町田戦で何がなんでも勝つこと。哲学とはかけ離れてしまうかもしれませんが、自分自身の求めるのは、とにかく町田戦で何がなんでも勝点3をもぎとること。それが一番の狙いです」

 また、スコルジャ監督ともリモートで1日1・2回のミーティングを行い、コミュニケーションを取り合い、メンバー選考についても確認をしているという。池田氏はスコルジャ監督のもとで昨季コーチを務めていて、新指揮官からは現場での感覚を何より大事してもらいたいと信頼も置かれている。

 また池田暫定監督は地元・さいたま市出身であり、この試合にかける想いも相当である。

「浦和生まれ、浦和育ちで、浦和からサッカーを学び、浦和でプレーヤーとしてできて、浦和で指導者としてできて、これ以上光栄なことはないと思っています。恩返しと言うのが正しいのか分かりませんが、次節の町田戦でファン・サポーターのために何がなんでも勝点3を掴むことが、一つの恩返しになると思っています」

 その町田戦に向けて、次のように決意を示す。

「町田がどのようなサッカーをするかを分析し、把握し、選手に落とし込んでいきます。大事にしているのは、やはり闘う部分。町田さんのサッカーは非常にハードで、当たりに強いところをすごくストロングにしているところで、身を引くのではなく、それ以上のものを見せることが非常に大事になると、それは選手も感じています」

 そして町田の黒田剛監督は同い年。浦和ユース監督時代には、黒田氏の率いていた青森山田高校と「何度も試合をさせてもらいました」という。

 運命的な一戦だが、勝利への鍵を問われた池田暫定監督は「どれだけ相手より多く走れるか、球際でボールを奪えるかがキーポイントになると思います」と語った。

 また、ヘグモ監督とコーチ二人が退団したため、今回、育成部門でともに仕事をしてきた萩村滋則氏がコーチを務める。首位・町田との一戦は8月31日18時から、国立競技場で開催される。

Posted by 塚越始

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