【鹿島】植田直通が柏戦へ「仕留める力が必要」。3バックにも可能性を感じる。『男祭り』開催、プロレスラー内藤哲也から受けた刺激とは!?
柏戦に向けた練習で声を出す鹿島の植田直通。(C)KASHIMA ANTLERS
垣田裕暉とのマッチアップ実現なるか。
[J1 31節]鹿島 – 柏/2024年9月21日18:00/県立カシマサッカースタジアム
J1リーグ鹿島アントラーズのDF植田直通が9月19日、オンラインの取材に応じて、2日後のホームでの柏レイソル戦に向けて抱負を語った。
インターナショナルマッチウィーク明けとなったサンフレッチェ広島とのカシマでの一戦は2-2で引き分けた。再び首位に立ったFC町田ゼルビアとは9ポイント差、2位広島とは7ポイント差。ホームでの連戦、上位に食い込むためには勝利が必須の一戦になる。
植田は広島戦について「先制したあと、2-0、3-0にできる展開でしたが、それができず、後々響いて引き分けという結果になりました。自分たちが仕留められる時に仕留める力が必要だと感じました。自分もシュートを外してしまったので、決め切る力を、もうちょっと上げていきたいです」と振り返った。
その広島戦の後半には3バック的なシステムも採用。前線は終盤、徳田誉、鈴木優磨、ターレス・ブレーメルのセットが組まれ、徳田のゴールももたらされた。
対戦相手のシステムに応じて、マンマーク気味にハメて、そのポジションごとに上回っていきゴールを狙う――。そういった戦い方の選択肢も、確かに増やしておきたい。植田は一つのオプションにしていきたいと言う。
「オプションの一つとして、この試合が空いた期間にも取り組んできました。まだまだなところは多く、相手のフォーメーションや試合の状況を見ながら、自分たちがそういった引き出しをたくさん持っておくことは、すごく有利になると思います。3バックをした時にも、しっかり戦えるような準備をしていきたいです」
そして柏戦のポイントは次のように語る。
「いい選手が多く、前線に高い選手、速い選手、上手い選手が揃っています。どの試合もそうですが、隙を見せないことが一番大事。いまチームとしてやってきているところをしっかり出したいです」
「相手もウチも勝たなければいけない立場で、死に物狂いにならなければいけない。一つも負けは許されない強い気持ちで戦っていくことが、絶対に必要だと思います。そういった面も明後日の試合では見せていきたいです」
この柏戦は「残暑もたぎる、男祭り」と題してイベントなども開催される。その一環として、昨年に続いて対談企画が実現したプロレスラーの内藤哲也と語り合い、植田は刺激を受けたそうだ。
「(どのような刺激を受けた?)言葉にするのは難しいですが、内藤選手は有言実行しています。一方、自分はタイトルを獲ることができなかった悔しさがあります。夢を実現させた方と話させてもらい、すごく刺激を受けました。自分もタイトルを獲りたいと思わされた瞬間でもありました。次はタイトルを獲って報告したいです」
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昨年の『男祭り』を開催したアルビレックス新潟戦は2-0の快勝を収めた。その時先制ゴールを決めた垣田裕暉が今回、完全移籍した柏の選手となって帰ってくる。両者がピッチに立った際には、そのマッチアップにも注目が集まる。