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【鹿島】ポポヴィッチ監督が柏戦へ「隙のない安定感のある戦いで勝利したい」

鹿島のポポヴィッチ監督。(C)KASHIMA ANTLERS

勝点は首位・町田と9差、2位・広島と7差。「自分たちの力を信じて、目の前の試合で100パーセントを出して行くことが大切」

[J1 31節]鹿島 – 柏/2024年9月21日18:00/県立カシマサッカースタジアム

 J1リーグ鹿島アントラーズのランコ・ポポヴィッチ監督が9月20日、オンラインによる取材に応じて、翌日のホームでの柏レイソル戦に向けて「安定感のある戦いを見せて、勝利を収めたい」と決意を示した。

 中断明けのサンフレッチェ広島とのホームでの一戦は2-2のドロー。首位に立ったFC町田ゼルビアとは9ポイント差、2位になった広島とは7ポイント差で、この一戦に臨む。ポポヴィッチ監督はこの1週間、「非常にいい準備ができた」と感触を得て、再びホームゲームに挑む。

 また終盤戦に突入し、上位で戦い続けなければという重圧も試合ごとにかかってくる。ただ、そういった外の声や反応はあまり気にせず、今こうして4位にいることに自信を持ち、個とチームの課題と向き合いスタイルを磨いていくことの大切さを強調した。

「勝利が求められていることをプレッシャーに感じている、または、誰かから言われているから、誰かからお願いされているから優勝を目指したいというのではなく、心の底から優勝したい、トップに立ちたいという気持ちが大切だという話をしてきました」

「期待が高まるなか、必要以上にやらなければいけないと思えば、いい方向に行きません。誰よりもそこに向かうための強い気持ちを持つことが大切です。この順位にいるのは決して偶然ではなく、ピッチで力を示せているから。だからこそ上位争いができています。自分たちの力を信じて、目の前の試合で100パーセントを出して行くことが大切です。外の声を気にせず、やるべきことをブレずにやることが重要です」

 そして柏戦へ。ポポヴィッチ監督は隙を見せない「安定感」を一つのキーワードに挙げた。

「(柏は)オーガナイズがしっかりしていて、組織力を生かして戦ってくる印象があります。そのなかで個の飛び抜けた選手がいます。ベンチにも個の力を備えた選手が揃っています。前回対戦は主導権を握りながら、残り5分間で逆転されてもおかしくない展開になりました(90+2分のチャヴリッチのゴールで、鹿島が2-1勝利)。あの時の反省を生かして、90分間を通して、隙を見せず、隙を作らせず戦っていくことが大切だと思います」

「安定感を90分間持ちながら戦うことが一つ課題です。その安定感を90分間意識して戦えれば、継続して結果もついてくると思っています」

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 ポポヴィッチ監督はそのように、チームとして進化を遂げながらの勝利を誓った。鹿島vs柏の一戦は9月21日18時からカシマスタジアムで行われる。