内田篤人、吉田麻也、板倉滉のいたシャルケ激震。3部降格危機…ヴィルモッツSDとゲラルツ監督を解任、新指揮官は!?
レアル・マドリーのクリスチアーノ・ロナウドと対峙するシャルケ時代の内田篤人。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ダルムシュタットに3-0から5失点で敗れ、6試合で1勝のみ。16位に低迷。
サッカー日本代表で活躍した内田篤人、吉田麻也、板倉滉らが所属してきたブンデスリーガ2部のドイツ名門シャルケ04が混迷を極めている。9月21日のSVダルムシュタット98戦、3-0から5失点を喫して、3-5の大逆転負けを喫した。
チームは6節を終えて、1勝1分4敗の勝点4で16位と低迷。3部との入れ替え戦プレーオフ圏まで順位を落としている。
クラブはカレル・ゲラルツ監督、さらにマルク・ヴィルモッツ・スポーツダイレクターを解任し、チーム再建に着手する。『スカイ』によると、すでに新監督の選定作業はマティアス・ティルマンCEOのもとで進められている。
これまでには現役時代にバイエル・ミュンヘンなどでプレーし、昨季までイングランド2部ワトフォードFCを率いたヴァレリアン・イスマエル氏が候補に挙がっていたという。しかし、同メディアは「イスマエルはシャルケに監督には就かない」と報じている。火中の栗を拾うことは望んでいないということだろうか。
シャルケは内田やマヌエル・ノイアー、ラウル・ゴンザレスが在籍した時代にはUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)ベスト4に進んだ。しかしその後は低迷期に突入した。
2021-22シーズンは板倉滉が在籍し1部昇格を果たした(なぜ完全移籍で獲得しなかったのか……)。だが2022-23シーズンに1部復帰したものの、吉田の所属したチームはわずか1シーズンで2部降格の憂き目にあった。すると、そこから一気に下降線を辿っていった。
ちなみに22-23シーズンの16位で入れ替え戦プレーオフの末、残留を果たしたのがVfBシュツットガルトだった。すると23-24シーズンに2位に躍進し今季はCLに出場している。「残留ライン」が文字通り天国と地獄の境界線であることを物語っている。
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クラブアンバサダーである内田がケーニヒスブラウ(王者の青)の力になれることはないのか。冬の移籍マーケットで、この窮状を救える力のある日本人選手の補強もあるのか注目したい!