【サッカー日本代表】伊東純也の不起訴確定で、W杯アジア最終予選へ前園真聖氏「一つのタイミング。呼べるのであれば、招集すると思います」
伊東純也。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
『ワイドナショー』で期待、「戻ってくれば非常に力になります」。
虚偽報道疑惑の件でサッカー日本代表の伊東純也(スタッド・ランス)の弁護団は8月9日に記者会見を行い、大阪地検に書類送致されていた伊東が不起訴になったと発表した。また示談などに応じての起訴猶予処分ではなく、「嫌疑不十分」あるいは「嫌疑なし」であったと説明があった。
週刊誌に虚偽を語ったとして女性2人に対する民事での損害賠償請求などの争いは続いている。ただし伊東が告訴された刑事は不起訴となったことで、事実上、この件の捜査は全て終わった。
フジテレビの『ワイドナショー』は8月11日、これまでの経緯と状況などを整理。それを踏まえて、コメンテーターを務める元サッカー日本代表の前園真聖氏は、「(日本代表の)森保監督は『(伊東の復帰について)呼べる状況であれば』と記者会見で語っていました。その状況というのは、おそらくこの不起訴の確定が一つタイミングだったと思います」と説明し、次のように展望した。
「9月にワールドカップアジア最終予選(3次予選)が始まりますが、本人との話し合いやいろいろな状況が揃って、呼べるのあれば、招集すると思います」
「戻ってくれば非常に力になりますし、一方で、不在の間に活躍した選手もいてポジション争いも激しくなっているので、チーム内がより活性化されると思います」
前園氏はそのように、9月5日の埼玉スタジアムでの中国代表戦でスタートする2026年の北中米W杯に向けたアジア3次予選での伊東の復帰と、それに伴うチームの活性化に期待を寄せていた。
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一方、伊東の弁護団は虚偽告訴罪で女性二人を刑事告訴したが、こちらも不起訴となった。ただし虚偽告訴罪は立証が難しく、起訴されるケースが非常に少ないという。そのため週刊誌の編集者ら3人と女性2人を名誉棄損・信用毀損罪で東京地検に刑事事件で訴えている。