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J2最下位ザスパクサツ群馬、今季最初の降格決定。来季6シーズンぶりJ3へ「全くの想定外でした」

ザスパクサツ群馬のエンブレム。(C)SAKANOWA

大分の藤枝戦勝利で、18位以下が確定。

 J2リーグのザスパクサツ群馬は9月28日、大分トリニータが2-0で藤枝MYFCに勝利を収め、年間順位18位以下が確定した。J3上位陣にはいずれも来季J2クラブライセンスが発行されており、群馬の2019年以来となるJ3降格が決定的となった。

 群馬の赤堀洋社長は公式サイトで、「2020年に復帰して以降、5シーズンにわたりJ2の舞台で戦って参りましたが、このような結果となってしまい、本当に申し訳ありません。心からお詫びを申し上げます」と謝罪し、昨季からの戦いぶりを振り返るとともに感謝を伝える。

「昨シーズンは、J2最終順位11位でフィニッシュ。クラブとして初のJ1昇格PO圏争いも演じました。今シーズンはその流れを受け、いままでにない期待と興奮の中で2月のシーズン開幕戦を迎えました。

 しかしながら第11節に20位となって以降、一度も最下位を脱することができず、本日のJ3自動降格圏内確定という不本意な結果を迎えるに至りました。ファン、サポーターの皆様におかれましては、チームがなかなか勝てない中、ホームでも、遠いアウェイの地でも、常に変わらぬ熱い声援でチームを鼓舞し、励まし、後押しし続けてくださいました。多大なるご支援をいただいたパートナー企業の皆様、今年は例年にない猛暑や悪天候が続く中でも献身的なサポートをいただいた運営サポートスタッフや設営撤収応援隊の皆様をはじめ、クラブを支えてくださった全ての方々の応援に、あらためて感謝を申し上げます」

 赤堀社長は全ては自身の責任であると強調。今季までに様々な環境整備が進んだだけに、悔しさも大きいと綴る。

「本年は悲願の専用練習拠点『GCCザスパーク』も完成。事業拡大のため、施設の指定管理業務や飲食、物販運営、リーシングなど新たな事業領域への挑戦をはじめ、チーム、強化、事業一体の推進体制への移行、さらにアカデミーも直営化するなど、10年後を見据えさらなる飛躍に向けたスタートとなる、記念すべき年でした。 そんな中で、このような結果となること自体が全くの想定外でしたが、関係者全員がその事実をしっかり受け止め、その悔しさを胸に、まずは1年であるべきポジションに戻るべく、あらゆる変革、挑戦、努力、準備、実行を今この瞬間からスタートし、全力で取り組むことを誓います」

 群馬は9月29日、ホームで栃木SCと対戦し、ここから再出発を図る。最後に次のように呼び掛けている。

「一方で今シーズンはまだ終わっておりません。リーグ戦残る6試合で一つでも多くの勝点を重ね、しっかりとシーズンを締めくくれるように戦って参りますので、皆様におかれましては、引き続きのご声援、ご支援を何卒よろしくお願い申し上げます」

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 群馬は32試合を終えて、3勝8分21敗(21得点・51失点)で最下位。17位の大分とは19ポイント差がついている。