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【鹿島】岩政監督、自分もクラブも「優しすぎた」。最終節の横浜FC戦、引退発表クォン・スンテのメンバー入りは!?

最終節の横浜FC戦に向けてオンラインによる記者会見で抱負を語った鹿島の岩政大樹監督。(C)SAKANOWA

「それぞれの個性をしっかり出せるように準備したい」

[J1 34節]鹿島 – 横浜FC/2023年12月3日14:00/県立カシマサッカースタジアム

 J1リーグ鹿島アントラーズの岩政大樹監督が12月2日、オンラインの記者会見に臨み、翌日の今季ラストゲームとなる横浜FC戦に向けて意気込みを示した。

 リーグ戦は6試合勝利なし。ホームで迎えるリーグ最終節は、すでにJ2降格が決定的となっている横浜FCとの対戦に。指揮官は次のように対策について語る。

「(横浜FCは)システムもやり方も少し変えてきて、最終節はどうやってくるのか想定できないので、あまりイメージを膨らませすぎず臨まなければいけない試合だと思っています。勢いよく飛び出してくる選手を警戒し、それを出させないようにしながら。何より自分たちがそれぞれの個性をしっかり出せるように準備したいです」

 また、今季1年間について問われた岩政監督は、次のように振り返った。

「実質(監督として)1年目のようなシーズンで、スタートで失敗し、苦しむことはある程度想定していました。しかしそれ以上で、そこからどうなるかと思いましたが、最終的には横浜F・マリノス戦まで優勝争いに関わるところまで持っていけました。立ち上がりを考えれば、選手がサポーターの皆さんとともによく盛り返してくれたと思います。

 今年は外国籍選手が入れ替わり、日本人選手がたくさん入ってきたスタートで、どのように束ねるかというところで、競争と成長を掲げてきました。誰が中心になるか、シーズンを進めながら競争を促してきました。そのあたりが見えてきたところはあるのかなと思います」

 大所帯となるなか厳しい日程のなかで結果を残す難しさはあった。岩政監督は「自分自身のマネジメントのところでも、クラブに対してもそうですし、選手に対してもそうですが、『優しすぎた』かなという気がしています」と言葉を選びながら、その言葉に想いを込めた。

 一方、鹿島サポーターには感謝を伝え、その思いを伝えるためにも「勝利」を届けたいと誓った。

「今年のカシマスタジアムの雰囲気はとても素晴らしく、前半戦苦しんただなかでも声を枯らさず、トーンを落とさず、ずっと選手たちを叱咤激励してくれたお陰で、4月の神戸戦(●1-5)以降のホームでの結果につながっていると感じています。そのお礼を最終戦で、何より勝つことが鹿島サポーターへの恩返しになると思います。最後勝って、選手たちがやってきた成果を見せて終わりたいです」

 また、今季限りでの現役引退が発表されたGKクォン・スンテのベンチ入りはあるか? その質問に岩政監督は「鹿島は伝統的に引退や退団をするからと試合に出すことはしてこなかったクラブだと、僕がよく知っています」と語ったうえで、次のように続けた。

「そのなかで今決定権があり、チームの今の状況と選手たちの表情を見ながら、この試合に勝つために、どのようなメンバーを選ぶか逆算しています。(スンテについて)状態的にはベストでなく、今年ケガも多かったです。ただキャプテンの一人としてよく戦ってくれました。そこは評価しています。ウチには他にも優秀なゴールキーパーがいますので、その競争の中で最後決めたいと思います」

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 2023シーズンを締めくくる横浜FC戦はカシマスジタアムで12月3日午後2時から行われる。どのようなメンバー構成になるかも注目される!

Posted by 塚越始

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