【浦和】グスタフソンはヒザの負傷で欠場、「2日前にストップがかかった」。スコルジャ監督、ロッカーで選手たちへ「非常に重大な事態」と”緊急事態宣言”
浦和のスコルジャ監督。写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI
C大阪戦後の記者会見、一方で「希望の持てない試合ではなかった」。
[J1 33節]浦和 0–1 C大阪/2024年10月5日16:00/埼玉スタジアム2002
J1リーグ33節、浦和レッズはセレッソ大阪に0-1で敗れ、リーグ3試合連続ノーゴールで3連敗を喫した。ホームの埼玉スタジアムでは4連敗に。
浦和のマチェイ・スコルジャ監督は試合後の記者会見で、ロッカールームで選手たちに「非常に重大な事態だ」と“緊急事態宣言”を発したことを明かした。
「セレッソは非常にコレクティブな守備をするチームで、非常に難しい試合になると分かっていました。5-4-1のブロックを破る練習を今週はやってきました。前半は相手の強いハイプレスを受けて、その背後を突けませんでした。そして今日もコーナーキックから決められてしまい、プレッシャーのかかる展開になってしまいました。この3試合、似たような展開になってしまいました」
それでも決して希望のない展開ではなかったとも言う。
「後半はまず選手の配置だけを変えました。ビルドアップは良くなり、勇敢なプレーが増えて、ギャップやサイドを活用できるようになり、いくつかのチャンスを作り出せました。しかし、それが得点にはつながりませんでした。セレッソの守備がとてもまとまっていたと認めざるを得ません。
ガンバ大阪、柏レイソル戦も分析しましたが、このチームからチャンスを作るのは難しいと分かっていました。このような試合では、数少ないチャンスで得点を決めなければいけません。3試合連続で無得点、3試合連続で失点を喫しているので、私たちにとってはタフな状況となっています。
試合後、ロッカールームで選手たちに、『非常に重大な事態だ』と話し、今後、ベストを尽くして準備しなければいけないと語りかけました。ただ、希望の持てない試合だったわけではありません。いい時間帯もありました。それでも90分経っての結果はこの通りでした」
そしてこの日、ノルウェー代表MFサミュエル・グスタフソンがメンバー外だった。その理由を問われると、指揮官は「先週からヒザに少し問題を抱えていて、2日前に少しメディカルスタッフからストップがかかり、今日の試合に出場することはできませんでした」と説明した。
チームはこのC大阪戦のあと、インターナショナルマッチウィークの中断期に突入する。攻守両面でテコ入れを図るという。
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