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【浦和】明本考浩が初ゴール&決勝PK獲得「今季一番いい試合ができた」

オンラインによる取材に応じた浦和の明本考浩。協力:浦和レッズ

鹿島に快勝。チームにとっても大きな“成功体験”に。「大伍さんからの本当にいいボールで、あとは流し込むだけでした」

[J1 7節] 浦和 2-1 鹿島/2021年4月3日15:00/埼玉スタジアム

 J1リーグ7節、浦和レッズのMF明本考浩が鹿島アントラーズ戦、加入後初ゴールを決め、さらに豪胆な仕掛けからファウルを受けて決勝PKを獲得した。2ゴールに絡む活躍に浦和の背番号15は「今シーズン一番いい試合ができたのかなと思います」と頷いた。

 先制したのは37分。小泉佳穂の左からのサイドチェンジを西大伍が受けて、再びファーへ放つ。そこで抜け出した明本が正確なトラップから加速、冷静に左足で強烈なシュートを沈めてみせた。さらに66分、ゴール前へ進入したところ、リーグ戦デビューを果たした常本佳吾に倒されてPKを獲得。これを槙野智章が決めた。

「(1点目は)大伍さんからの本当にいいボールで、あとは流し込むだけでした。(2点目は)最初は縦に抜けようとしたところ、相手の体の向きが悪くて、『いけるな』と感じていました。監督から背後、背後と言われ、常に意識していました。今日の試合は武藤選手の動きを見ながらプレーできました」

 そのように4-3-3の布陣を採用し、センターフォワードに入った武藤雄樹との関係を考えながら、効果的な攻撃を繰り返せたと頷いた。

「手応え的には、今シーズン一番いい試合ができたのかなと思います。相手が出てきたところで引き出して、パスを当てて、外してと、二人目、三人目まで連動してできました。自信がつくプレーをできました」

 また浦和は今週、2日間にわたり完全非公開練習を実施。そこで鹿島対策を徹底したゲーム形式の練習をしていたと明かした。明本は「ゲーム形式が多く、鹿島戦に向けた対策も立てて、インテンシティのある強度の高い練習をして、今日の試合に向けてできました」と語った。

 ホーム埼スタで、鹿島に快勝――。準備段階から試合本番まで、チームにとって、そして明本にとって、大きなそして価値ある“成功体験”にもなった。

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[取材・文:塚越始]

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