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性加害疑惑報道のエムバペ、同意の証拠あると主張か。そもそも”人違い”の可能性浮上

エムバペ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

性行為はあったと見られるが…。

 スペイン1部レアル・マドリードに所属するフランス代表FWキリアン・エムバペ(Kylian Mbappé)が10月11日まで2泊3日で滞在したスウェーデンの首都ストックホルムのホテルで、性加害疑惑による警察の捜査が行われた。エムバペとの関連性は警察から示されずにいたなか、現地とフランスメディアはエムバペが関わるような報道を続けてきた。しかし被害者が“人違い”である可能性も浮上している。

 スペインメディア『エル・バイス』は複数メディアの情報をもとに、どうやらエムバペがスウェーデンでの滞在中に女性と性行為をしたが、これは同意のもとだったと関係者が強調していると報じた。そうしたなか『オ・ジョゴ』は10月18日、エムバペサイドは女性とのSMS(ショートメールサービス)のやり取りで「合意」があったと証明できる”証拠”があると主張していると伝える。

 そして、そもそも被害を訴えているのは、エムバペと一緒にいた女性とは、全く別の人物でありつながりがない――使用したホテルが一緒だっただけという可能性もあるという。つまり告発した人物は本来なんの関係もないと見られ、エムバペサイドも「困惑している」ということだ。いずれにせよ、エムバペは「フェイクニュースだ」という主張を貫いている。

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 一方、スウェーデンは性行為に関して、両者が言葉などで「同意」を明確に示すことが法律で定められている。日本での「不同意性行為等罪」と同様に厳しい法律で、暴力や脅迫がなくても性行為に及べば違法となる。そのあたりの背景もあり、憶測とともに騒動も広がっていった。