【浦和】J1残留へ柏との大一番、スコルジャ監督「戦闘モード」での結束を求める
浦和のスコルジャ監督。写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI
戦線から離脱しているのは安部裕葵のみ。
[J1 25節]浦和 – 柏/2024年10月23日19:30/埼玉スタジアム
J1リーグ浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が10月21日、オンラインによる取材に応じて、23日のホームでの柏レイソル戦に向けて抱負を語った。
当初・柏戦は8月7日に行われる予定だったが荒天のため中止・延期に。約2か月半後に設定されたが、その時には予想だにしていなかったJ1残留をかけた大一番となった。
現在16位の浦和、17位の柏ともに勝点「39」。自動降格圏内にいる18位のジュビロ磐田とは勝点「4」差と負けられない一戦となった。
0-2で敗れた東京ヴェルディ戦から中3日、気になる選手のコンディションについて、指揮官によると、ケガで練習を離れているのは安部裕葵のみ。他の全選手の状態は良いとのことだ。
東京V戦で体調不良のため、前半39分に交代した小泉佳穂はすでに練習に合流していると報告した。
柏とは4月12日の8節に、元浦和のFW木下康介に決められて、0-1で敗れている。リーグ4連敗中の悪い流れを断ち切るため、スコルジャ監督は「我々は前節(東京V戦)のパフォーマンスよりもっと高いものを求めています。今回は我々と同じ状況にいるチームとの対戦。選手が意欲的に走り、戦い、勝利を目指す。現状を変えたい気持ちが見られる試合にしたいです」と期待を込めた。
「柏の4-4-2は細かいところまでしっかりトレーニングされている印象を受けます。攻撃的なサイドバックを活かし、マテウス・サヴィオなどがハーフスペースで能力を活かしています。選手の力を発揮させる興味深いシステムです」
スコルジャ監督が就任して5試合、セットプレーでの失点が目立つ。前節コーナーキックから2失点を喫した東京V戦を例に挙げ、「(1失点目は)フリーキックの時、早く(守備の)セットしなかったのが理由でした。(2失点目については)守備のコーナーキックが9本ありましたが、その中のひとつのシーンで選手が誤った判断をしました。(原因は)守り方のシステムではなく、個人の判断ミスと考えています」と説明した。
プレッシャーのかかる残留争いに足を踏み入れた。このネガティブな状況を打破するべく、スコルジャ監督が求めるものは何か――。
「私が期待するのは選手、そしてクラブに関わるすべての人がしっかり戦闘モードに入ること。戦うことのみです!」
指揮官は力強く語った。
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リーグ戦は残り6試合。”戦闘モード”で、まずターゲットであるJ1残留を決めたい。