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悪夢のシンガポール新婚旅行

バレンシアのサポーターカップルが…。 (Photo by David Ramos/Getty Images)

バレンシア出身の二人が行った“抗議活動”が…。

 スペイン1部バレンシアCFのサポーターであるスペイン人のダニ・クエスタさんとミレヤ・サエスさんがこのほどシンガポールへ新婚旅行した。しかし10月4日から1週間、シンガポール当局に拘束されるという緊急事態に見舞われた。するとバレンシア当局がスペイン大使館に問い合わせるなど”国際問題”にまで発展していった。

『マルカ』によると、二人はシンガポールから次の目的地であるバリ島へ向かおうとしていた。その飛行機に搭乗する準備を進めていたところ、10月4日、シンガポール当局に拘束された。彼らは警備室に連行されてスマートフォンを取り上げられると、さまざまな厳しい質問を受けたそうだ。

 二人はいずれもバレンシア出身のカップル。バレンシアの筆頭株主であるピーター・リム氏への抗議活動をアジア各地で展開し、それをSNSで報告してきた。そしてシンガポールのマー・ライオン、アベリアで「リム・ゴー・ホーム」と書いたバナーを掲げて抗議のデモを行ったのだ。さらに……リム氏の自宅の門に、「リム・ゴー・ホーム」と書いたオリジナルのステッカー(バナーより大幅に小さいサイズ)を張り付けたのだ。

 しかし、シンガポールでは、こうした行為が脅迫と見なされて、二人は7日間、身柄を拘束されることになった。彼らはSNSで抗議行動の投稿をすることで、サポーターグループから多数の反応を得ていた。その反応に気を良くして行動がどんどんエスカレートしていったが……。さすがに度を超えてしまったようだ。

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 パスポート没収の事態に至ったため、バレンシア当局がシンガポールにあるスペイン大使館に二人の状況を問い合わせる事態にも至ったそうだ。さすがにカップルは、ふと我に返ったはずだが……とんだ悪夢の新婚旅行になってしまった。

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