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久保建英デビューも完敗。「質の差があった」とマジョルカ監督はチームの総合力に言及

マジョルカの久保建英。(C)RCD_Mallorca ※ツイッターより

バレンシアに0-2。このあと日本代表に合流。

[スペイン1部 3節] バレンシア 2-0 マジョルカ/2019年9月1日/エスタディオ・デ・メスタージャ

 レアル・マドリードからRCDマジョルカに期限付き移籍したMF久保建英が9月1日(日本時間2日)、アウェーでのスペイン1部リーグ3節・バレンシアCF戦、0-2とリードされた79分からピッチに立ち、欧州4大リーグ最少年でのデビューを果たした。何度かボールをキープして起点になったものの、しっかり引いて守る相手に対し、期待されたような打開するプレーは見せられず。チームもそのまま敗れ、リーグ2連敗を喫した。

 試合後、マジョルカのビセンテ・モレノ監督は次のように振り返った。

「(今季7年ぶりに2部リーグから昇格したが)1部リーグでの一番の違いはクオリティです。私たちは素晴らしいプレーを見せていましたが、しかし、それで1部リーグで勝てるという意味ではありません」

 マジョルカは前半2度の決定機を作るなど、確かにビッグチャンスはあった。そして失点を喫したのは相手に与えた2本のPKから。運や不運などもあった、と言えた。しかし、指揮官はチームの根幹的な部分として、1部リーグで勝ち続けるための「クオリティ」に達していないと言及し、トレーニングで高める必要性を訴えた。

 マジョルカはリーグ開幕のSDエイバル戦(〇2-1)に勝利したものの、その後、レアル・ソシエダ(●0-1)、今回のバレンシア(●0-2)と2試合連続ノーゴールで連敗を喫して、1勝2敗となった。

 このあと日本代表の9月シリーズに合流する久保は何かキッカケを掴み、マジョルカへのアピールにつながるような結果も残して、再びスペインに戻ってきたいところだ。

 国際Aマッチ期間のあと、マジョルカは9月13日にホームでアスレティック・ビルバオと対戦する。ビルバオは開幕戦でFCバルセロナに勝利するなど、これまで2勝1分と無敗をキープしている。久保にとっても楽しみな一戦となりそうだ。

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[文:サカノワ編集グループ]

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