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熱く冷静に久保建英が揉み合いを仲裁。動画再生数1位に

カスティージャの久保(7番)が揉み合いの仲裁に入る。(レアル・マドリーTVより)

カスティージャの練習試合、最後の競り合いで両チームが揉み合った際に歩み寄る。

[練習試合] レアル・マドリード・カスティージャ 2-3  ブルゴス/2019年8月18日

 レアル・マドリードのBチームにあたるカスティージャが8月18日、ブルゴスCF(セグンダB)との練習試合に臨み2-3で敗れた。背番号7をつけた久保建英は4-3-3の右ウイングで実戦形式で2試合連続フル出場を果たし、フリックパスからチームの2点目の起点となった。

 この試合の最終盤に揉み合いが起きた。カスティージャが後半アディショナルタイムにPKを決められ、2-3と逆転を許した直後だった。

 残り時間がほとんどないなか、カスティージャは前線にロングボールを放ってパワープレーを試みた。

 するとそのボールを跳ね返そうとしたブルゴスの選手がカスティージャの選手を覆うようにしながら、そのボールをクリア。肘も入ったのか、久保のチームメイトは倒れ込んでしまう。

 そこで、その地点で両チームが揉み合いになる。

 そこの真ん中へ割って入ったのが久保だった。イエローカードを受けたもののまだ熱くなる16番の選手に対し、久保は何かを話しかけてその選手を少し離し、改めて冷静さを取り戻すように諭した。

 結局、試合はその時点で終了。久保は2試合連続フル出場を果たしてコンディションを上げてきたものの、いずれも敗戦を喫した(14日のクルトゥラル・レオネッサ戦は0-3)。

 すると、この久保が仲裁に入ったシーンがスペインで話題を集めた。スペイン紙『アス』が運営する『アスTV』で、『レアル・マドリードTV』が中継したこのシーンを紹介、次のようなコメントをつけた。

「この日本人選手はいろいろな面で違いを見せつけます。今回この試合ではあまり輝きを放つプレーを見せられませんでしたが、最後の口論が起きた際、彼は温厚で平和的(ピースフル)な一面を見せました」

 なお、アスTVではこの動画を日本時間の19日朝に公開すると、同日午後7時をすぎても再生回数「1位」を記録していた。久保のそんな一面も、ファンの心を掴んだようだ。

 セグンダBは今週末に開幕を迎える。カスティージャは8月25日、ラス・ロサスCFとアウェーで激突する。 

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[文:サカノワ編集グループ]

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