久保建英は途中出場で勝利に貢献。ソシエダ監督「非常にポジティブな試合」、オサスナに逆転勝利
久保建英 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
暫定10位に浮上、次節はホームで古巣のビジャレアル戦。
[スペイン1部 13節] オサスナ 1–3 R・ソシエダ/2025年11月23日(現地22日)/エル・サダール
スペイン1部リーグ13節、レアル・ソシエダはアウェーでCAオサスナに先制されながらも、後半3ゴールを奪って逆転勝利を収めた。
インターナショナルマッチウィーク明けの日本代表MF久保建英(Takefusa KUBO)はベンチスタートに。後半途中の60分にゴンサロ・ゲデスと代わって出場し、カットインから惜しい決定的なシュートも放ち勝利に貢献した。
ソシエダのセルヒオ・フランシスコ監督は「非常にポジティブな試合だった」と特に内容を評価。立ち上がりはオサスナに押し込まれたものの、次第にボールを保持し流れを掴めたと振り返った。
「最初の15分間は相手が優勢だった。デュエルでも押され、セットプレー対応にも追われた。しかしその後はボールを握り、攻撃の機会を増やし、より積極的にプレーできるようになった」
前半はセットプレーから失点してビハインドで折り返したものの、後半は開始から反撃。ブライス・メンデスの同点弾で勢いに乗ると、ゲデスが技ありの逆転弾! さらにアンデレ・バレネチェアの圧巻のゴールで3-1と突き放した。
「これこそバレネチェアだ。難しい角度から勇気を持って打ち抜き、流れを引き寄せてくれた」と指揮官も称賛していた。
とりわけ、アタッカー陣の連係面の機能性が向上している点に頷く。「前線3人の連係がよく、またサイドバックを押し上げ、複数のレイヤーで崩す形を作れた。今日はこれまで苦戦してきた継続性を掴めた日になった」と振り返った。
ゲデスは久保との交代直前にゴールを決めた。その交代策について監督は、「ゲデスの得点のあと、久保とバレネチェアを投入し、さらに相手に脅威を与えた。今日は個の突破だけでなく、連係から崩すことに比重を置いていた」とコメント。久保の投入後、さらに右サイドの推進力が増した点も評価していた。
セルヒオ・フランシスコ監督は「どんな試合でも勝ち切れると実感できた」と、チームが進歩していると実感していた。
レアル・ソシエダは4勝4分5敗と勝利5割に近づき暫定10位に浮上した。
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チームは次節11月30日、ホームで久保の古巣でもあるビジャレアルCFと対戦する。




