久保建英とヘイニエルはレアル・マドリードに「空き部屋」がない

久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

スペイン紙『アス』、「白い巨人」が進める若手戦略の弊害を報じる。レンタルの場合、移籍先の候補は――。

 スペインメディア『アス』はこのほど、「レアル・マドリードには久保建英とヘイニエルの空き部屋がない」と題したレポートを掲載し、「白い巨人」が推進する若手獲得戦略の弊害とともに、新星二人の移籍先を予測している。

 日本代表の久保とU-23ブラジル代表のヘイニエルは、いずれも18歳の誕生日を迎えるタイミングで、レアル・マドリードと契約。ともに複数クラブとの競合の末、獲得に成功した。昨夏に加入した久保はRCDマジョルカへ1年間レンタル、今冬に加わったヘイニエルはBチームのカスティージャでプレーしてきた。

 今回の記事では、レアル・マドリードが高い能力と才能を備えたタレントを一早く獲得する戦略はヴィニシウスやロドリゴの活躍に見られるように一定の成功を収めている一方、「ちょっとした問題を抱えている」と指摘する。多くのタレントを囲い込む弊害として、久保とヘイニエルが2020-21シーズン、EU外の外国籍選手枠を活用できる「保証」がないため、期限付き移籍せざるを得ない状況にあるという。

 現状では、来季も引き続きレアル・マドリードのEU外の外国籍選手枠「3人」は、ロドリゴ、ヴィニシウス、エデル・ミリトンのブラジル代表の3選手が活用すると見られる。そこで情報をリサーチしてきたヨーロッパ中のクラブから久保とヘイニエルに、オファーが殺到していると伝える。

「(外国籍枠について)レアル・マドリードは腰を据えてこの問題に取り組んでいく」として、ヴィニシウスがスペインとの二重国籍を申請済だ。しかし認定される時期が、当初は今年中の予定だったものの、新型コロナウイルスの影響によって、来年にずれ込む可能性が出ている。そのため久保とヘイニエルには、レアル・マドリードでプレーするための「権利」が、新シーズンも与えられない可能性が高まっているという(UEFA欧州チャンピオンズリーグは別規定で出場可能)。

『アス』は、久保の来季レンタル移籍先の有力候補として、レアル・ソシエダ、レアル・ベティスの2チームを挙げる。レアル・マドリードがその2チームについて、「久保が成長を続けるために理想」「久保のスタイルとフィットする」と考えているそうだ。

 一方、ヘイニエルはドイツ・ブンデスリーガでプレーする可能性が高い。すでにバイエル・レバークーゼンからオファーがあり、ボルシア・ドルトムントからも身分照会が届いている。スペイン国内では、元レアル・マドリードのロナウドがオーナーを務めるレアル・バリャドリードが興味を示しているという。

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[文:サカノワ編集グループ]

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