×

浦和から期限付き移籍中のディナモ荻原拓也が語る理想と憧れの選手とは? CLバイエルン戦で”初対決”が実現

欧州CLザルツブルク戦、荻原のスタジアム入りを伝えるディナモ・ザグレブの公式インスタ(@gnkdinamo)

チーム内で序列を一度下げたが「監督も自分自身のことをしっかり見てくれていて、今いいシチュエーションが来ている」。

[リーグフェーズ3節]RBザルツブルク 0–2 ディナモ・ザグレブ/2024年10月24日(現地23日)/レッドブル・アレーナ

 クロアチア1部ディナモ・ザグレブの荻原拓也(Takuya OGIWARA)がUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ3節レッドブル・ザルツブルク戦で先発出場し、クロスから先制点につなげ、さらに絶妙なフィードから抜け出した味方と交錯したGKを一発レッドカードに追いやり、2-0の勝利に大きく貢献した。

 1節のバイエルン・ミュンヘン戦で3-1から1点差に追いすがるCL初ゴールを決めた荻原だが、そこからまさかの6失点……。2-9という大差で敗れると、そのあとディナモは監督交代に踏み切る。セルゲイ・ヤキロヴィッチ前監督が解任され、ネナード・ビェリツァ監督が就任。ただ新指揮官のもとでは、一度序列も下げた。そのなかで今回巡ってきたチャンスで、しっかり結果を残した。

「再スタートとなったあと、序列が下がって、そこからアピールをしてきました。監督も自分自身のことをしっかり見てくれていて、今いいシチュエーションが来ていると感じています」

 浦和レッズでプレーしていた10代の頃は、自分のプレーにこだわり、ヨーロッパのリーグや選手にそこまで興味がないと話していた。アルビレックス新潟、京都サンガでプレーし、そして浦和にレンタルバックされてディナモへ。

 その間に意識も変わっていき「この数年、ブンデスリーガとプレミアリーグはけかなり見ていて、気になった選手もチェックしています」という。好きな選手として、バイエルン・ミュンヘンのカナダ代表DFアルフォンソ・デイヴィスを挙げた。荻原より一つ年下で、同じく左利きの左サイドバックだ。

「参考にしているのは、アルフォンソ・デイビスです。好きなんですよ。この間同じピッチで対戦できて、『本物だ』って。一緒のピッチでプレーできて嬉しかったし、また戦いたいという想いが、より強くなりました。だからユニフォーム交換はお願いしませんでした。またデイビスと対戦したいです」

関連記事>>欧州チャンピオンズリーグという魔法。荻原拓也「ワンプレーで価値が変わる。自分でも分からないところまで行ける」

 浦和から今年1月に期限付き移籍しクロアチアの名門でプレーする荻原は、果たしてどこまで進化を遂げていくのか。今日、国内リーグのNKオシエク戦が組まれていて、果たして、ミッドウィークからの公式戦2試合連続の出場なるか――。

Posted by 塚越始

Ads

Ads