【浦和】荻原拓也が左足負傷。ディナモ・ザグレブからレンタルバックか
AC2023の優勝セレモニーでの浦和のスコルジャ監督(左)と荻原拓也(右)。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
骨折が疑われたが…。
J1リーグ浦和レッズからクロアチア1部ディナモ・ザグレブに今年1月から期限付き移籍中の荻原拓也(Takuya OGIWARA)が12月3日までに、トレーニング中に左足を負傷して精密検査を受けたという。約1か月ほど戦列を離れるのではないかと現地では報じられている。
クロアチアメディア『INDEX HR』によると、荻原は練習中のマッチアップの際に負傷。当初は骨折の疑いもあったが、骨に異常はなかったと見られるという。しかし長期離脱を余儀なくされそうだと伝えている。
荻原の移籍期間は来年1月20日まで。期限延長などの選択肢もあったが、このままレンタルバックされる可能性が浮上しているともレポートしている。
今年1月に初めてクロアチアへ海外挑戦した荻原は左サイドバックとして、2023-24シーズンのリーグ優勝に貢献。そして今季はこれまで公式戦12試合・1得点を記録。UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)のバイエルン・ミュンヘン戦でゴールを決め、レッドブル・ザルツブルク戦ではクロスから決勝点をもたらす活躍などを見せた。しかし、25歳のレフティはこれまで完全にはレギュラーポジションを掴めずにいる。
監督交代を経て、チームは国内リーグでも3位と苦戦している。そうしたなか荻原は守備面の強度不足を指摘されてきた。
ディナモの買い取り額は7500万円と言われる。CLで結果を残したことを踏まえると、”左利きの攻撃的サイドバック”で、3バックのウイングバックにも対応できることを踏まえると、欧州全体の市場では”買い取り→ステップアップ”も十分可能と思われた。が、やはり現実はよりシビアなようだ。
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ディナモ・ザグレブはCLでも、レアル・マドリードより一つ上の23位で、なんとかプレーオフ圏内に踏みとどまっている。ただし現状だと荻原は一旦浦和へレンタルバックされる可能性が高まっている。