満員の味スタ、バルサDNAだ! イニエスタ決勝ゴール引き出す。ジュリ→サビオラ弾! ロベカルは早々にダウン… 『エル・クラシコ in TOKYO』レジェンズ対決、バルセロナが2-1でレアル・マドリードに勝利
イニエスタが味スタで再び雄姿を披露! 写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA
イニエスタ引退試合。マドリードはPKをバルボアが決める。
FCバルセロナとヴィッセル神戸などで活躍した元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの引退試合『エル・クラシコ in 東京/EL CLASICO IN TOKYO』FCバルセロナ・レジェンズ – レアル・マドリード・レジェンズの一戦が12月15日に味の素スタジアムで開催され、バルサレジェンズが元アルゼンチン代表MFハビエル・サビオラのゴールとイニエスタの終了間際のクロスからのオウンゴールで2-1の勝利を収めた。
伝説のスーパースターが味スタに集結し、スタンドは4万5725人の超満員に。東京で実現した”クラシコ”の一戦は、バルサOBがチャビ、リバウド、そしてイニエスタとコンディションの良いスーパースターたちが、”バルサDNA”を見せ付けるかのような連係を見せ、敵陣で試合を進める。
防戦を強いられたレアル・マドリーレジェンズだが、ファビオ・カンバナーロが間一髪のクリア、さらにイケル・カシージャスがファインセーブを見せる。しかし、注目されたロベルト・カルロスだが、序盤で筋肉系のトラブルを起こして交代を余儀なくされた。
そうしたなか31分、右サイドをリュドヴィク・ジュリを打開して中央へパス。そこに飛び込んだサビオラが決めて、先制点を叩き込んでみせた。
前線で体を張り続けたレアルのエドウィン・コンゴがラファエル・マルケスのファウルを受けて、微妙な判定ではあったが……PKに。78分、ハビエル・バルボアがこれを決めて1-1に追い付いた。
後半のバルサレジェンズは4-3-3のインサイドハーフにイニエスタとチャビが並ぶという強力な布陣も実現。再三にわたり決定機を作り出していく。そして試合終了間際、マニュエル・アグドのヒールパスからイニエスタが左サイドを抜け出す。
イニエスタのラストプレー――。90+4分、渾身の左クロスはポストを叩き、このあとマドリードのクロスがミスとなりゴールネットを揺らした。
このまま逃げ切ったバルセロナレジェンズが2-1で勝利を収めた。
関連記事>>イニエスタ引退試合『エル・クラシコin東京』メンバーリスト。豪華チャビ、ロベカル、リバウド、カンナバーロ…。12/15(土)味スタ開催
やはり『クラシコ』。途中からは両チームともに、このライバルにだけは負けてはならないという血が騒ぎ、激しいバトルが各局面で繰り広げられた。