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元日本代表アギーレ監督、なぜ久保建英は先発から外れたのか?「面白い選手」と評価も…マジョルカ新体制初戦を落としリーグ7連敗

ヘタフェ戦で途中出場したマジョルカの久保建英(Photo by Angel Martinez/Getty Images)

次節は4月9日、昨季覇者アトレチコとのホームゲーム。

[スペイン1部 28節] ヘタフェ 1–0 マジョルカ/2022年4月2日13:00(日本時間21:00)/コリセウム・アルフォンソ・ペレス

 スペイン1部リーグ、RCDマジョルカはヘタフェCFとのアウェーゲームで退場者を出して数的不利にも追い込まれ、0-1で落とした。日本代表の活動から戻った久保建英はベンチスタートとなり、86分に途中出場したものの、見せ場を作れなかった。

 インターナショナルマッチウィークの中断前に就任した元日本代表のハビエル・アギーレ監督にとっては、これがマジョルカでの初陣に。すると2日前に代表活動から戻った久保は控えに回り、直前合流だったガーナ代表のイドリス・ババをセンターバックでスタメンに抜擢する決断を下した。

 カードが連発される不安定な試合のなか、フランコ・ルッソが厳しい判定でハンドのファウルを取られ、2枚目のイエローカードももらい退場処分を受ける。そのPKとこぼれ球のシュートをGKセルヒオ・リコが止めるスーパーセーブを連発! アウェーチームは九死に一生を得たのだが、82分、ボルハ・マジョラルに豪快に決められてしまう。

 86分、久保はイ・ガンインとともに投入。しかしセットプレーのチャンスでも、イ・ガンインが譲らずキッカー役を担えない。結局、最後までチャンスに絡めず敗れた。

 アギーレ監督は試合後の記者会見で、久保のこれからの起用法や役割について問われ、次のように答えた。

「時間がなく負けている非常に厳しい状況で、彼は登場しました。中盤をリフレッシュさせるためMFとして投入しました。タケは普通のMFではなく、ウイングとして。より攻撃的な選手。彼に頼んだのは……ゴールを決めること。いえ、守備的なプレーも、中央でボールに関わること、クロス、そしてシュート……など求めました。本当に短い時間だったため、彼が影響を与えるのは難しかったですが面白い選手です。今後、彼の役割がどうなるかは分かりませんが、仕事に対する規律、プロ意識、責任が必要です」

 マジョルカはリーグ7連敗で降格圏からの脱出ならず。とはいえまだ十分巻き返せる。ここから久保の活躍なくして、マジョルカの浮上はない。

 次節は日本時間4月9日23時15分から、ホームで昨季覇者アトレチコ・マドリードと対戦する。

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[文:サカノワ編集グループ]

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