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「13億円+保有権50%」久保建英の完全移籍へ…レアル・マドリードにマジョルカがオファー

久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

2024年6月まで複数年契約を結んでいるが――。

 レアル・マドリードからRCDマジョルカに期限付き移籍中の日本代表MF久保建英だが、2022-23シーズンの動向が注目されている。そうしたなかマジョルカが完全移籍での獲得を目指しているという。スペインメディア『ベルナベウ・デジタル』などが3月21日に報じた。

 久保は2024年6月まで、レアル・マドリードと複数年契約を結んでいる。そんな白い巨人に対しマジョルカが提示したのは、移籍金1000万ユーロ(約13億円)、保有権を50パーセント買い取るという条件だ。つまり、さらにマジョルカから別クラブにステップアップした場合、その時の移籍金の半分をレアル・マドリードに収める。

 久保は来季、レアル・マドリードへの復帰の可能性が報じられてきた。しかしマドリードでは、非EU圏の外国籍選手枠が、ヴィニシウス、ロドリゴ、エデル・ミリトンの3人で埋められている。ヴィニシウスが間もなくスペイン国籍に所得し、その1枠が空くと言われるが、結局、まだ正式な報告がない。さらにロドリゴには来季移籍の噂も出ているものの不透明である。

 今季久保はマジョルカでリーグ20試合・1得点。先日のRCDエスパニョール戦は10試合ぶりに先発から外れ、後半途中からプレーしたものの0-1で落とし、リーグ6連敗を喫した。チームはついに2部降格圏の18位に転落している。

 もちろん久保がもしも来季マジョルカで継続してプレーするならば、チームの1部残留が条件になる。“期限付き=ローン”ではなくそのクラブの正式な一員として、久保もそろそろ地に足をつけてプレーしたいという思いも抱いているに違いない。

 一方、より高いレベルを求め、ヨーロッパカップ戦に臨むクラブへの再レンタルが有力視されるという別媒体の報道もある。

 レアル復帰、他チームへの移籍、あるいはマジョルカ残留――。選択肢を増やす意味でも、まずはマジョルカでの残り9試合、さらに強烈なインパクトを残したい。

 20歳のレフティはその前に日本代表として、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選ラスト2連戦(24日オーストラリア戦:アウェー、29日ベトナム戦:ホーム)に臨む。これまで国際Aマッチは14試合・0得点。待望の初ゴールを決めて、日本にカタールへの切符をもたらし、7大会連続のW杯行きを決めたい!

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[文:サカノワ編集グループ]

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