【移籍】三笘薫、久保建英がマンチェスター・ユナイテッドへ? ラッシュフォード退団濃厚で待望論再燃、求められる「チームプレーヤー」
三笘薫。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
日本代表『10番』堂安律もビッグクラブ行きの噂。ガルナチョ、アントニーも放出要員に…。
イングランド・プレミアリーグのマンチェスターユナイテッドが早ければ今冬、あるいは遅くとも来夏にも、イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォード(Marcus Rashford)を放出すると現地で報じられ話題を集めている。
現地12月15日のマンチェスター・シティ戦で、27歳のアタッカーはアレハンドロ・ガルナチョ(Alejandro Garnacho)とともにメンバー外となり、そのうえでユナイテッドは2-1の劇的逆転勝利を収めた。ルベン・アモリム監督のもと、”闘えるチーム”へ変貌を遂げようとしつつあることを証明してみせた。
英国メディアでは以前から、ユナイテッドがブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCに所属する三笘薫(Kaoru MITOMA)、さらにスペイン1部レアル・ソシエダの久保建英(Takefusa KUBO)のサッカー日本代表ウインガーの獲得を検討していると報じられてきた。
その待望論がより加速する可能性はあり得る。マンチェスター・Uは日本にもスカウトがいて、浦和レッズに所属していたGK鈴木彩艶にオファーを出すなど、日本のマーケット拡大に注目してきた。
もちろん戦力面でこそ魅力である。今、ユナイテッドに求められているのは「チームプレーヤー」だ――。そんなファン・サポーターの声がSNSでも聞かれ、とりわけ三笘はよりフィットするのではないかと待望されている。
『ザ・ピープル・パーソン』は今夏、サー・ジム・ラトクリフ氏が株式を買い取るなど経営体制や方針も転換されたユナイテッドの新体制で、「三笘の移籍について何度も取り沙汰されてきた」とレポートしていた。
とはいえ、躍進を遂げるブライトンでこそ、三笘は輝きを放ってきたと言える。また久保も最初の選択肢はスペインでプレーを続けること(つまり……レアル・ソシエダで戦い続ける、あるいはレアル・マドリード復帰が優先か)と現地で言われてきた。
さらにはドイツメディア『キッカー』では、SCフライブルクに所属する日本代表『10番』堂安律(Ritsu DOAN)もビッグクラブから注目されていると報じている。
近年はマンチェスター・ユナイテッドに移籍したことで、一段と輝きを増した選手が限られる。三笘や久保はまさにその年代にあたり、それが何より気になる点ではある。
いずれにせよ、ラッシュフォードクラスが移籍することになれば、ヨーロッパ全体のウイングの大移動は起こり得そうだ。無論、ラッシュフォードに注目が集まるが、ガルナチョ、さらにはアントニーも放出要員になりつつあるのも見逃せない。
関連記事>>【移籍】ラッシュフォード放出、マンUが容認。今冬にも…
冬の移籍マーケットは来年1月1日に開く。また年明けからは、2024-25シーズンで契約満了を迎える選手は、他クラブとも交渉が可能になる。