90分間ベンチで雨に打たれた遠藤航、フラム移籍の現実味増す!? リバプールがマンチェスター・Uと2-2ドロー
遠藤航。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
確かにクローザーとして貴重な戦力だが、ビッグマッチではチャンスを得られず。今回はソボスライ不在だったものの…。
[プレミアリーグ 20節]リバプール 2–2 マンチェスター・U/2024年1月6日(現地5日)/アンフィールド
イングランド・プレミアリーグ20節、首位に立つリバプールFCはマンチェスター・ユナイテッドとのホームゲーム、先制されながらも得点ランク1位のモハメド・サラー(Mohamed Salah)のPK弾などで一時逆転したが、再び失点を喫して2-2で引き分けた。サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)のMF遠藤航(Wataru ENDO)はベンチ入りしたものの、出場機会を得られなかった。
この日はセンターハーフ(インサイドハーフ、ボランチ)の一角を担うドミニク・ソボスライ(Szoboszlai Dominik)が体調不良で不在に。それでも遠藤に出番は回ってこなかった。このあとはリーグカップ準決勝のトッテナム・・ホットスパーFC戦(第1戦)、FAカップ3回戦のアクリントン・スタンリーFC戦と続く。遠藤はここで先発でも起用されそうである。
確かにアルネ・スロット監督は遠藤をクローザーとして重宝していて、間違いなくリバプールが首位に立つ大切な戦力となっていることが分かる。攻め倒す――というスタンスのなか、遠藤でしっかり最後に蓋をする……その役割をこなせるタレントはなかなかいない。
とはいえ今回のマンチェスター・U戦のようなビッグマッチでは指揮官の“構想外”が続く。つまり痺れるような戦いは、なかなか経験できずにいる。屋根があるものの、入り込む1月の冷たい雨に90分濡れていた日本代表キャプテンの寒そうな姿はやはりやや寂しくもあった。
一方、獲得に関心を示すフラムは最近6試合無敗ではあるが、1勝5分け。リバプールFCとのドローなど善戦も多く見られるが、勝ち切れない試合も多い。
『デイリー・メール』によると、フラムはボランチの枚数不足が課題であり、1月の移籍マーケットで、遠藤をリストアップしていると伝える。加えて、比較的安価で獲得できそうだという点でも獲得可能と考えているようだ。
来月32歳になる遠藤は2027年6月まで、リバプールと契約を結んでいる。ただ遠藤としても、いろいろ逡巡しているに違いない。
リバプールから確かに必要とされているが、出場機会をなかなか得られない。キャリア的にもトップレベルでできる期間は限られている。もしも熱意あるオファーがあれば……。とはいえリバプールの最強メンバーの一員でもいたい……。
リバプールは今夏、オリンピック・マルセイユからのオファーを即答で断ったという。かなり条件が低かったという話だ。
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フラムなどが本気のオファーを提示した場合、遠藤の心は揺さぶられるのだろうか!?