【浦和】背番号「9」に変更、原口元気が2025年の決意「優勝する。本当にそこだけにフォーカスしたい」。マテウス・サヴィオとは「共存できる」と相乗効果を期待
9日の練習後に取材対応した浦和の原口元気。写真:佐藤亮太
「試行錯誤しながら、やっています、いろいろ。ひと筋縄ではいかない」
J1リーグ浦和レッズは1月9日、大原サッカー場で2025シーズンに向けた始動後初めての公開練習を行った。新加入を含めた選手たちが来場した約400人のファン・サポーターの前でピッチに立ち、11人同士による紅白戦などで汗を流した。
背番号を「9」に変更した復帰2年目の原口元気は練習後、「昨シーズンは残り10試合くらいから加わり、順位的にも何を目指すのかという状況でした。今回はしっかり準備期間からできるので強いチーム、勝てるチームを作る時間にしたいです」と、新シーズンへの抱負を語った。
「(浦和には)優勝するために帰ってきたと何度も言っていますが、本当にそれだけにフォーカスしたい。その役目、その責任を担いたいです」
一方、2列目にはマテウス・サヴィオらが加わり、より激戦区になった。ただ原口は相乗効果を発揮できるはずだと期待する。
「ヨーロッパで10年やっていて、毎年サヴィオみたいな選手と争ってきたので、別に何とも思っていないというか……普通の世界。(マテウス・サヴィオとは)共存できると思います。ナイスガイで良い選手だと分かっていますので、優勝する助けに絶対になってくれると思うので、一緒に頑張っていきたいです」
そして33歳になった原口には、ピッチ外でもチームへの貢献が求められそうである。
「試行錯誤しながら、やっています、いろいろ。ひと筋縄ではいかないので。(チームに足りないものは?)分かっていたら優勝しているので、そこは簡単ではないです」
原口はまずセンターハーフではなくサイドアタッカーとして勝負をしていく覚悟である。マチェイ・スコルジャ監督のもと、チーム状況によっては、そのハードワークが買われてクローザー的な役割を求められるかもしれない。
関連記事>>【移籍】浦和がクリスチアーノ・ロナウドへオファー「高年俸+クラブW杯出場」!?
原口がどのようにチームの勝利へ貢献していくのか――。その変化と試行錯誤にも注目が集まり、むしろ、その振る舞いと言動はチームの雰囲気や結果にもダイレクトに直結していきそうだ。今季の背番号「9」にかかる責任と期待は大きい。