×

【FC東京】小原光城GM「補強はまだ終わりだと思っていない」。松橋力蔵新監督「信頼されるように、努力を惜しまず取り組んでいきたい」。ジャジャとは交渉中、橋本拳人の合流は…

FC東京の新指揮官に就任した松橋力蔵監督が味の素スタジアムでの新体制記者会見で決意を示した。(C)SAKANOWA

新体制記者会見を味の素スタジアムで行い、新加入選手が抱負&決意を示す。

 J1リーグのFC東京は1月10日、新体制発表会見を味の素スタジアムで行い、松橋力蔵新監督、新加入選手、小原光城ゼネラルマネジャーらが抱負を語った。9日にSDエイバルからの復帰が決定した橋本拳人はこれから日本に向かい、沖縄キャンプで合流する予定だ。

 記者会見の中で小原GMは昨季の成績について「7位という結果は悔しく、もっと上へ行けたと思います。フットボール、チームのパフォーマンスが不安定だったことに尽きると思います」として、チャンス構築率の停滞、失点数、プレッシングの整理について「もう少しできたかなと思います」と課題に挙げた。

 一方、日本代表への長友佑都のコンスタントな選出、若手の台頭など収穫を得られたシーズンでもあったとプラス面を上げる。そこで「1試合平均のゴール数は1.4と増加傾向にありますが、(過去10年で優勝してきたチームの1試合平均の得点数は1.5以上というデータを挙げ)そこを上げていかなければいけない」として、『ワンモアゴール』をスローガンに、敵陣でのボール保持率アップなどをテーマに掲げる。

 そうしたなかで「フットボールスタイルの転換、戦術的な課題に取り組み、選手の良さを引き出すことをポイントに挙げ、松橋監督を招へいしました」と、新指揮官にオファーを出した理由を説明。常にアグレッシブに、“さらに1点”とゴールを求める。

 また大城GMは「補強に関しては、終わりだとは思っていません。核となる選手、ポイントとなる選手を探し求めながら、補強を行っていこうと思っています」と説明。サガン鳥栖への期限付き移籍が終わったジャジャとは「交渉中」で、決定次第発表される。また橋本の合流は、沖縄キャンプの3・4日目頃になる予定ということだ。

 また、アルビレックス新潟を経て今季就任した松橋監督は、次のように決意を示した。

「クラブが掲げる目標を必ず達成するため、日々努力を惜しまず取り組んでいきたいと思っています。そして私が就任することに、不安を抱えている方もおそらくいらっしゃると思います。早くそういう方々に信頼されるように、そしてサポートしてくださる皆さんにも早く信頼されるように努力を惜しまず取り組んでいきたいです。まずこの1年間、よろしくお願いいたします」

 FC東京はこのあと1月12日から24日まで沖縄で国頭キャンプ、25日から2月1日まで糸満キャンプに臨む。J1リーグは2月15日のアウェーでの横浜FC戦で開幕を迎え、ホーム初陣は22日のFC町田ゼルビアとの味スタでの“ダービー”だ。

Posted by 塚越始