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【移籍】Jリーグ得点王アンデルソン・ロペスに「3億円」オファー、しかし横浜F・マリノスは再び拒否。ボタフォゴ給与未払いなど問題も…

横浜FMのアンデルソン・ロペス。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

個人合意とも報じられるが…設定されている移籍金は倍以上か。

 ブラジル・セリエA(1部)のボタフォゴFRがこのほど、J1リーグの2年連続得点王であるFWアンデルソン・ロペス(Anderson Lopes)の獲得に向けて、所属する横浜F・マリノスに二度目のオファーを提示した。しかし横浜FMは日本時間1月21日までにすぐさま拒否したという。

 すでに横浜FMと契約更新しているロペスだが、1月17日までにボタフォゴと「個人合意」に至り、クラブ間交渉に移ったと現地メディアで報じられた。

 しかしジャーナリストであるヴェネ・カサグランデ氏はSNSのエックス(@venecasagrande)で、今回ボタフォゴからの二度目のオファーを横浜FMが断ったとレポートした。

「横浜F・マリノスは、アンデルソン・ロペスへのボタフォゴからの二度目のオファーを受け入れなかった。アルビネグロ(ボタフォゴ)はこの31歳のストライカーに200万ドル(1200万レアル強)を提示したが、日本のチームは拒否。クラブのアイドルであるこのブラジル人選手を手放したくないという。

 ただしボタフォゴは依然として興味を示している。チキーニョ・ソアレスの後釜としてアンデルソン・ロペスを獲得することにこだわっている」

 そのようにボタフォゴは200万ドル(約3億1000万円)のオファーを出したという。ただし、報道によると、横浜FMはアンデルソン・ロペスに500万ドル(約7億7000万円)、あるいは10億円の移籍金(違約金)を設定していると言われる。もちろん、様々な条件やオプションも付帯されている可能性はあるが、ボタフォゴは今年に入って選手への給与未払いが問題になるなど、とりわけ金銭的な信用度は決して高いと言えない。

 もちろんロペスのモチベーションなども気になるところではあるが、新シーズンスタートまで約3週間と迫り、アジア制覇&リーグ奪還を目指す横浜FMにとって、とにかく1日も早く解決したい懸案事項だ。

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 一方、クラブ・ワールドカップ(クラブW杯)にも出場するボタフォゴは、“チキーニョ”フランシスコ・ソアレス(Tiquinho Soares)がサントスFCに移籍するため、新エースストライカー候補の補強が課題に。以前から調査をしていたアンロペの獲得に乗り出している。