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【鹿島アントラーズ】ケンウッドと連携、カシマスタジアムを中継基地に鹿嶋市の無線通信システム構築へ

鹿島アントラーズ 写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA

地域コミュニティや有事の際の通信手段として活用。

 鹿嶋市、株式会社JVCケンウッド、株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シーは1月31日、県立カシマサッカースタジアムに配備したケンウッド社製のデジタル簡易無線中継器をハブとして、鹿嶋市内全域での無線通信システム構築を推進していくことを発表した。

 この取り組みは、鹿島のクラブパートナーであるケンウッドがカシマスタジアムにデジタル簡易無線中継器を設置。試合運営時などの通信環境を改善するとともに、スタジアムを中心とした広域での無線通信を、地域コミュニティや有事の際の通信手段に活用していく。

 カシマスタジアムでのデジタル簡易無線中継器は、2024年12月8日のJ1リーグ38節・FC町田ゼルビア戦から運用している。鹿嶋市全域をカバーする無線通信網の確立を目指すため、鹿島アントラーズがケンウッドと連携、技術サポートのもと、同市にデジタル簡易無線機25台を1月31日に寄贈した。

 今後、広範囲での無線通信が可能となるカシマスタジアムの無線中継器をハブに、鹿嶋市内でケンウッド社製の無線機を活用し、同市内全域をカバーする無線通信網の確立を目指す。将来的には無線通信網を他ホームタウンなど近隣自治体にも拡大し、鹿行および周辺地域全体の通信環境向上を図る。

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 これにより、地域イベントなどでの活用を通したコミュニティ活性化、および有事の際の通信手段確保などを実現し、安全で安心な地域づくりの基盤としていく。