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【鹿島】内田篤人が復活へ好感触。新潟戦は「お互いにとっていい練習試合になった」

オンラインでの取材に応じた鹿島の内田篤人。(C)KASHIMA ANTLERS

中断期間に積み重ねた筋力トレーニングが「良いほうに転がっている」。

 J1リーグ鹿島アントラーズのDF内田篤人が6月15日、オンラインによる取材に応じて、13日のアルビレックス新潟とのトレーニングマッチを振り返るとともに、7月4日のリーグ再開に向けた意気込みを示し、さまざまなテーマについても語った。

 2月1日の水戸ホーリーホックとのプレシーズンマッチ(〇1-0)で右下腿三頭筋損傷を負った内田だが、この中断期間にしっかり復活。今回の新潟との練習試合にも右サイドバックとして出場した。クラブが公開したダイジェスト映像の動画では、雨の影響によりチームとしてもボールを思うようにコントロールできないなか、右サイドで数多くの起点となり、ゴール前への飛び出しから自らも決定機を作り出していた。

 この練習試合について、内田は次のように振り返った。

「雨でグラウンドが良くない時間帯もありましたが、しかし練習試合であっても負けてはいけない。僕らは監督の狙う、目指しているサッカーをして、新潟からは何時間もかけてバスで来てくれて、お互いにとって、多分いい練習試合になったのではないかなと思いました」

 新潟はブラジル人選手を主体とするパワーのあるサッカーを展開。「僕らはそれに負けないようなタフさを、見せなければいけないと思いました。これから再開に向けてまだ時間もあるので、準備していきたい」と、この新潟との真剣勝負を経験できたことで、内田のなかでも“7月4日”のリスタートに照準を定め、スイッチが入ったようだ。

 内田自身も「(全体練習再開後から)ケガなくできています。練習できずにいた間はおもに筋力トレーニングをかなりしていたので、それが今は良いほうに転がっていると思います」と好感触を得ていた。ドイツから復帰して3シーズン目。この2年間はケガで離脱する期間も長かった。そのため、スタッフやドクターと連携して「この問題は何とか乗り越えていきたい」と決意を示した。

「個人としては、まずケガなくなりたい。(チーム内では)上手くチームが回るようにしていきたいです」

 調整は慎重に。しかしピッチに立てば勝利のため全力と最善を尽くす。32歳になった内田が、鹿島のために再び走り出す。

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[取材・文:塚越始]

 

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