浦和から札幌へ移籍、興梠慎三が明かすミシャとの約束「毎年オファーをもらっていた」。鈴木啓太のユーチューブチャンネルで
興梠慎三。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
一方、浦和サポーターとの約束もあり……。
今季浦和レッズから北海道コンサドーレ札幌に期限付き移籍したFW興梠慎三がこのほど、元浦和MF鈴木啓太氏のユーチューブ公式チャンネルに登場し、元チームメイトにこれまでのサッカー人生を赤裸々に語るとともに、今回の移籍決断の背景や理由を語っている。
浦和在籍時、興梠はミハイロ・ペトロヴィッチ監督(愛称:ミシャ)の近くに住んでいた。2017シーズン途中、リーグ戦の成績低迷に伴い、指揮官解任を告げられた時すぐに会いに行き、「実力不足でごめん」と謝罪した。
するとそこでミシャから「必ずまた一緒に仕事をしよう」と言われ、約束をかわした。そしてその後実際に、ミシャが監督に就任した札幌から常にオファーを受けてきたそうだ。
鹿島アントラーズから浦和への“禁断の移籍”をした興梠だが、2020年まで浦和で8シーズン連続、通算ではJリーグ最長となる9シーズン連続でリーグ二桁ゴールを記録した。しかし2021シーズンはケガもあり、就任したリカルド・ロドリゲス体制下で1ゴールに。夏に札幌からオファーがあったことも報じられた。そしてメンバー外が続くなか、ミシャから改めて直接連絡を受けていたそうだ。
浦和で引退するとサポーターに公言していた興梠は苦悩しながらも決断を下したという。
「俺はレッズで引退すると、自分の口でサポーターに言ってきた。だから、この決断は本当に迷った」。そうしたなか、出場機会を失っていたなかで必要とされ、ペトロヴィッチ監督との約束を果たすのであれば、「ここしかない」と札幌行きを決めたそうだ。
鈴木氏のこのユーチューブチャンネルのコンテンツでは、他にも興梠が浦和移籍を決める際、鈴木に「鹿島アントラーズの興梠です……」と電話した時の“ファーストコンタクト”の様子、浦和での戦いの日々などを語っている。
35歳の興梠は2月19日に行われたJ1リーグ開幕の清水エスパルス戦、先発フル出場。札幌は1-1で引き分けて、勝点1を獲得している。
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[文:サカノワ編集グループ]