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【浦和】G大阪戦メンバー入りなるか。原口元気は“ドリブラー回帰”で挑む「10年前のように、勝負を決める、ドリブルでチャンスを作る、そういったプレーをJリーグではしたい」

浦和レッズに復帰した原口元気。写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI

「元の姿に戻るというか、もっと攻撃的なプレーをしていた時代に戻るイメージを、僕自身は持っています」

[J1 30節]大阪 – 浦和/2024年9月14日19:00/パナソニック スタジアム吹田

 J1リーグは今週末に再開し、浦和レッズは9月14日にアウェーでガンバ大阪と対戦する。先日復帰の記者会見を行った原口元気は選手登録も完了、果たしてさっそくメンバー入りを果たすのか注目される。

 33歳になった原口はその会見のなかで、ドイツ・ブンデスリーガではボランチやサイドバックでもプレーしてきたが、改めてウイングで勝負したい――と語った。

「正直、僕がこの10年で伸ばしてきたなかで使える部分は多くないと思っています。逆に攻撃に特化したプレー、10年前の勝負を決める、ドリブルでチャンスを作る、そういったプレーをJリーグではしたいです。元の姿に戻るというか、もっと攻撃的なプレーをしていた時代に戻るイメージを、僕自身は持っています」

 いろいろな経験を積んだうえで、それをサッカー人生で最も武器としてきたプレー(=ドリブルからゴールに絡む)に集約させたい。そう原口はイメージしている。

「場合によってはボランチやサイドバック、いろいろなポジションでプレーできるのは強みにはなったんですけど、どちらかというと攻撃的な役割をしていきたい思いがあります。いろいろな経験をして、いろいろアイデア、強さとかタフさとかはすごく伸びたと思いますけど、プラスアルファでもう一度取り戻さないといけない攻撃的な部分があるので、そのバランスは大事にしたいと思います」

 もちろんクラブは今季、松尾佑介を復帰させ、オラ・ソルバッケンが退団したなかで夏には本間至恩、二田理央とウインガーを補強。中島翔哉、関根貴大、大久保智明、安部裕葵……と人数は揃っている。原口の復帰はある意味“特別枠”とも言え、もしもクラブが求める役割と齟齬が生じているようであれば対話も必要になるだろう。

 加えてVfBシュツットガルトに在籍した2023-24シーズンは試合終盤にわずか公式戦3試合しか出場していない(トータル出場時間26分)。ブランクも長く、J1のレベルで戦えるコンディションにあるのかも懸念材料だ。

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 いずれにせよチーム内での競争は一段と活性化される。果たして、さっそく『78番』のガンバ大阪戦でのメンバー入りはあるのだろうか。

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