【川崎×FC東京】なぜ長友佑都は主審からシャツを脱ぐように言われたのか?
長友佑都。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
Jリーグの規定に記されている「ユニフォームの色彩」は――。
[J1リーグ 1節] 川崎 – FC東京/2022年2月18日19:00/等々力陸上競技場
2022シーズンのJリーグ開幕を飾る川崎フロンターレ対FC東京戦、56分に長友佑都が渡邊凌磨と交代出場する際、木村博之主審から指摘されて、ユニフォームの下に着ていた長袖のアンダーシャツをその場で着脱し、スローインでリスタートさせたシーンがあった。木村主審は一体何に気付き、長友に伝えたのか?
長友がユニフォームの下に着ていたのはセカンドユニフォームのパンツと同系の紺色(黒?)のアンダーシャツだった。しかし、Jリーグの「規定」では、「アンダーシャツはユニフォームの主たる色彩と同じでなければいけない」と記されているのだ。
ユニフォームの要項の「第3条」『ユニフォームの色彩』では、次のように明記されている。
◆第3条〔ユニフォームの色彩〕◆
ユニフォームの色彩は以下の要件を満たすものでなければならない。
1) ユニフォームの前面と背面の主たる色彩が同じであること
2) 審判員が着用するシャツと明確に判別し得る色彩であること
3)アンダーシャツは、シャツの各袖の主たる色と同じ色で1色とすること。またはシャツの各袖とまったく同じ色の柄にすること
4) アンダーショーツまたはタイツを着用する場合は、その色はショーツの主たる色またはショーツの裾の部分と同じ色であること
5)それぞれのゴールキーパーのユニフォームは、他のフィールドプレーヤーおよび審判員と区別し得る色彩であること
そのようにアンダーシャツやタイツについては、具体的に規定されているのだ。
そうしたことを主審は長友に耳打ちして説明。日本代表サイドバックはその場でユニフォームとシャツも脱いで、ユニフォームを再び着てプレーに加わった。
第4の審判が先に気付いていたほうが、よりスムーズだったとも言えただろう。
【注目記事】
・エリキがオランダからSNS発信。過去には浦和ユンカーが…憶測を呼ぶ
・【Jリーグ市場価格ランキング TOP20】7位イニエスタ、6位ピトゥカ、1位の酒井宏樹をはじめ浦和から最多5人
[文:サカノワ編集グループ]