【東京V 1-2 清水】秋葉監督「2023シーズンから色々なストーリーがあるなか、聖地・国立で同じ轍は踏まず一縷のスキも見せず、素晴らしい試合になりました」
秋葉忠宏監督。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「守備はパーフェクトに近い内容でした。一方、攻撃のほうは…」
[J1 1節] 東京V 0-1 清水/2025年2月16日14:03/国立競技場
J1リーグ2025シーズンの開幕1節、清水エスパルスが東京ヴェルディとの国立競技場での一戦、エースでキャプテンの北川航也のゴールで、1-0の勝利を収めてみせた。
J1復帰初戦で勝利を収めた秋葉監督は試合後の記者会見で次のように、勝利の喜びを噛み締めた。
「2023シーズンから色々なストーリーがあるなか、エスパルスのサポーター、ファミリーと共にヴェルディさん相手に、この聖地・国立でしっかり勝ち切ってみせた。同じ轍を踏まず、一縷のスキも見せず、勝ってみせた選手たちのタフさ、精神力、ここまで鍛え上げたスタッフを含め、非常に価値があります。我々にとって、素晴らしい意味のある試合になりました」
そうしたストーリーを踏まえて、北川を先発に起用したとも明かした。
指揮官は特に守備面のハードワークと高い集中力を評価。そのうえで、「相手を圧倒できるように」さらに攻撃面で進化を遂げていきたいと語った。
「守備は一つビッグセーブもありましたが、パーフェクトに近い内容でした。一方、攻撃のほうは、我々らしく、もっとゴールへ迫ってシュートを打つ、もっとたくさん点を取る。もちろん開幕で贅沢は言えないなか、守備のところは見せられただけに、アタックのところは改善する余地があると思っています。もっともっと我々らしく、3点、4点、5点を取る。それで失点しない。そういうフットボールを2年間かけてやってきています。
来週は新潟とのオレンジ一色になるホームの聖地アイスタで、 思い切りさらに攻守に磨きをかけて連勝できるように、また1週間、素晴らしい準備をします。一縷のスキも見せず、あと37試合戦っていけるように、またやっていきます」
東京Vの城福浩監督は劣勢を跳ね返そうと3枚替えを敢行した。ただ、そこで選手に加えてベンチも冷静に対応できたところに、2025シーズンの清水は一味違う、というところを見せられたと自信を覗かせる。
「相手が3枚替えしてきた時、強いカードの切り方をしてきたので、どのように対応するのか。ヴェルディさんが3-5-2に変化したのを、どのように受けて、アタックを含めて総合的に対応していくのか。選手たちはそのあと交代カードを切ったり、ポジションを入れ替えたりしても混乱することなく対応してくれました。インテリジェンスの高い選手が多いですから、キャンプ含めて準備してきたことを、特に守備のところで出せたと思います」
「(チャンスの数は)少なかったので、もっともっと背後を取るアクション、(FWなどが)背負って時間を作るところなど、攻撃のところは改善していきたいです」
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清水は2月22日、IAIスタジアム日本平でアルビレックス新潟と対戦する。