中居正広さん巡る『誤報』問題、北村弁護士が日テレの番組に関する“与太記事”に激高した過去を明かす
中居正広さん (Photo by Koji Watanabe/Getty Images)
ユーチューブチャンネルにて、自腹でカンボジアへ赴いた理由とは!?
元SMAPのメンバーでタレントだった中居正広さんの女性トラブルを発端に、週刊誌報道の誤報問題、フジテレビの人権を巡るコンプライアンス問題などへと発展した一件は、中居さんが芸能界を引退する事態にまで発展した。そして中居さんは2月19日、自身の公式チャンネルで会員に向けた”最後”の動画を発信し、ファンの間で話題を集めた。
そうしたなか弁護士の北村晴男氏は2月15日、自身のユーチューブチャンネル『弁護士北村晴男ちゃんねる』で、「【週刊文春フジ誤報問題】かつて日テレ『行列』でも文春が誤報していた! 週刊誌の信憑性とは?」という動画を公開。法律の話というよりも、自身が出演者として”与太記事”による大きなダメージなど実害を被った過去を吐露している。
週刊文春が報じていた、当初フジテレビのスタッフが、ある女性スタッフを中居さんとの食事に呼んだというのは「誤報」であり、どうやら中居さん本人が女性へ声を掛けていたことが分かったというもの。その女性との間で中居さんは「トラブル」を起こしていたと認めている。
この騒動の重要な部分でもあり、週刊文春の責任を問う声も上がっている。そうしたなか北村弁護士は「今回の話は別としても、一般的に週刊誌を読む読者は『書いてあることが全て本当じゃないだろうね』と思って読んでいると思います」と受け止める。
一方、「週刊文春の誤報で、大変、頭に来たことがある」と少し顔を赤らめて言う。
以前、日本テレビの番組『行列のできる法律相談所』で、出演者の絵をオークションにかけて寄付金を集め、カンボジアに学校を建てて、現地の人たちによる運営を実現させた話を振り返る。自身も関わったプロジェクトだが、週刊文春の2010年2月25日号で「美談のカンボジア小学校は荒れ果てた」と報じられたのだ。
北村氏は番組のスタッフに確認し、「まったくのデタラメです」と話を聞いた。ならば「訴訟あるいは警告の申し入れなどすべきでは」と進言したが、スタッフは「読者も少ないので放っておきましょう」と抗議しなかったという。
そこで北村氏は「自腹」でカンボジアに赴いた。実際にどうなっているか、自分の目で真実を確認しに行ったそうだ。
「突然行きましたが、作った時そのもので、見事に運営されていました。良かったと思うと同時に、あの記事は一体なんだったんだと思いました」
北村氏は昨日のことのように振り返り、週刊誌が社会に良い影響を及ぼす記事を出すこともある一方、「与太記事もあると思います。ネット記事にも、ウソ記事はあります。そうしたことを踏まえ、記事を読まなければいけないと思っています」と強調する。
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情報に触れる際、感情を揺さぶられる内容であっても、一歩引いて冷静に俯瞰して読むべきだという心構えを伝えている。