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中居正広さん、今週動きはあるか。被害女性側が完全否定も論点ズレる。橋下弁護士「失恋事案とは言っていない」

フジテレビ (C)SAKANOWA

第三者委が行った発表の問題点を整理し、中居さんの名誉回復にポイントを絞れるか。

 元タレントの中居正広さんの代理⼈弁護団がフジ・メディア・ホールディングスの依頼で発表された第三者委員会の報告書に三回にわたり反論し、証拠の提示などを求めた件で、第三者委はその必要性はないと回答し、今後のやりとりを控えると宣言した。一方、被害女性が『文春オンライン』『週刊 文春』で、中居さんに対し好意を抱いたことは一切ないと、男女間のもつれ説を完全否定した。果たして、中居さんサイドは今週、何かしらのアクションを起こすのかが注目される。

 それぞれが、どのように捉えるか、という主観の問題にもなってきている。

 第三者委の発表方法の問題を指摘してきた元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏はこのほどエックス(アカウントは @hashimoto_lo )で、「僕は本件自体を失恋事案とは言っていない。男女の気持ちの行き違いの事案だと。相手方の内心だけで不同意・同意を決めれば失恋事案でも後に責任追及を受けてしまうと一般論を言ったまで」と、一方の言い分で社会的抹殺に等しい結論(性暴力と認定したという発表)を出したことが問題であったはずだと強調し、次のように続ける。

「僕が中居さん側からの事実しか聞いていないと女性側は言われているようだが、そうであれば女性側から事実を聞いてもいい。中居さん側、女性側から事実を聞いて、性暴力にあたるかどうか判断したい。フジテレビ第三者委員会よりも、よほど的確に評価できる自信はある」

 つまり現状、両者から話を聞いて正統に判断するという機会や機関がない点を課題に挙げていると言える。

 前回の中居さんサイドの反論で、被害女性との個人的なやりとりに踏み込んだことで、また問題がこじれつつある。橋下弁護士をはじめ当初から指摘していた、第三者委は、両者の人権を尊重し、配慮すべきだったのではないか、という点にポイントを絞れるかどうか。

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 第三者委の発表を受けての中居さんの名誉回復。その一点のため、法廷で争うこともあり得るのだろうか。