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【浦和 0-2 柏】リカルド・ロドリゲス監督は埼スタ初対戦に「特別な瞬間でした」、2ゴール演出の小泉佳穂を称賛「ボールを持った時もない時も、チームのために貢献してくれた」

柏のリカルド・ロドリゲス監督。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA

3勝1分で首位に立つ、「素晴らしい試合をしてくれました」。

[J1 4節] 浦和 0–2 柏/2025年3月2日15:03/埼玉スタジアム

 J1リーグ4節、柏レイソルが2-0で浦和レッズに勝利を収め、3勝1分の無敗をキープして首位に浮上した。浦和は2分2敗と、いまだ未勝利で20チーム中19位。

 今シーズン柏の指揮官に就任したリカルド・ロドリゲス監督は、2022年まで浦和を率いていた。古巣との初対戦になったが、試合後の記者会見では「素晴らしい試合をしてくれた」と選手たちを称賛した。

「とても素晴らしい前半を選手たちは表現してくれました。2点を奪い、さらに得点できそうな決定機を作り出していきました。終盤には小島のビッグセーブもあり、2-0で折り返せたのは良かったです。後半はレッズが攻撃的に出てきて守備的になる時間もありましたが、浦和の狙うサイドからの攻撃を分析していましたが、よく対応して、素晴らしい試合をしてくれました」

 昨季まで浦和でプレーした小泉佳穂が2ゴールをもたらす大活躍を見せた。そのパフォーマンスについて――。

「元所属クラブとの対戦でプラスアルファのモチベーションを持って臨んだと思います。これまでフルで出場してきただけに疲労はあったものの、試合終盤まで『持ちます』と本人も言っていて、やってくれました。ボールを持ったところでも、持たないところでも、非常にチームのために貢献してくれました」

 加えて自身にとっても浦和との対戦は、「過去に指揮していただけに特別な試合でしたし、特別な瞬間でした。今シーズンの浦和のホーム開幕ゲームとあって、素晴らしい雰囲気の中で試合ができると思っていましたが予想通りでした。どのスタジアムでも、どのチームと対戦しても、勝利をもぎ取れると信じ、彼らはそれをやり遂げてくれました」と喜んだ。

 浦和対策を練ったという以上に、前節2-1で勝利を収めたセレッソ大阪戦で上手くいった攻撃の再現性を目指したという、「プレシーズンから準備してきた我々のスタイルを表現できていました。守備は(チアゴ・)サンタナへのロングボールを予想し、空中戦とセカンドボールへの対応には取り組んできました」と振り返り、その狙い通りに試合を進められたということだ。

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 次節はホームに戻り、好調な鹿島アントラーズとの痺れる一戦に臨む。