「不安も大きい」“浦和の男”関根貴大が阿部引退、槙野と宇賀神退団への思いを語る
浦和の関根貴大。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
インサイドハーフでフル出場、横浜FM戦の勝利に貢献。
[J1 36節] 浦和 2-1 横浜FM/2021年11月20日14:04/埼玉スタジアム
J1リーグ36節、浦和レッズが横浜F・マリノスを相手に劣勢を強いられながらもシュート3本(横浜FM12本)で2ゴールを奪い、2-1で勝利を収めた。ただしヴィッセル神戸が勝利を収めたため、浦和はACL出場権枠である3位に到達できず、4位以下が決定。ただし条件(川崎の天皇杯優勝)によっては、4位に入ればACL出場権を得られる。
関根貴大はこの日、4-3-3(4-1-4-1)のインサイドハーフでプレー。フル出場で勝利に貢献した。
「守備のところで、アグレッシブに行くことを意識していました。前へ圧力をかけてハメていきたいと思っていました。後ろに対しての守備は得意ではないので、なるべく前へ前へと重心をかけながらやろうとしていましたが、マリノスがすごく上手かったので、我慢する時間が長くなりました。そうしたなかセットプレーでのあの1点(18分、江坂任のフリーキックから伊藤敦樹がゴール)で、すごく楽になりました」
26歳のミッドフィルダーはアグレッシブな守備から、相手に主導権を握らせないように戦ったと語った。
また、このほど今シーズン限りで阿部勇樹の引退、槙野智章と宇賀神友弥の退団が決定した。浦和のアカデミー出身であり彼らとともに多くの時間を費やしてきた関根は、この3人の退団について問われると、次のように語った。
「今まで浦和のために戦ってくれた選手が去ることは寂しいですし、不安も大きいです。しっかり引き継いでいかなければいけないという覚悟を持っています。その気持ちを持っている人がどれだけいるのかという不安はすごくあります。
僕は(Jリーグクラブは)浦和しか知りませんし、昔からのいいところを引き継いでいかなければいけません。でも一人ではできないので、自分たちの世代が覚悟を持ってプレーしなければいけないと今日改めて感じました」
そのように関根は責任と覚悟、そして不安を口にしていた。
リカルド・ロドリゲス監督のもと、新しい時代に突入する浦和で、リーダー的な存在としても期待される一人だ。まずは次戦のホームでの清水エスパルス戦――ホーム最終戦、勝ってサポーターとともに先輩たちを送り出す。
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[文:サカノワ編集グループ]