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【浦和】スコルジャ監督の記者会見「戦術的な規律を守り、ハードワークできた。それが岡山に対しては必要だった」「この勝利をターニングポイントにしたい」

浦和のスコルジャ監督。写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI

一方、攻撃面の課題も挙げる、「もう少し勇敢な判断が必要だったかもしれません。連係不足も感じました。つまり…」。

[J1 5節] 浦和 1–0 岡山/2025年3月8日14:00/埼玉スタジアム2002

 J1リーグ5節、浦和レッズがチアゴ・サンタナのゴールで、ファジアーノ岡山に1-0の勝利を収め、今季初の勝点3を手に入れた。

 浦和のマチェイ・スコルジャ監督は試合後の記者会見で、「スタートから高い強度でプレーできて、攻から守の切り替えも高いレベルで対応できました」と頷き、試合を振り返った。

「前節はそれができず、改善に挙げていた点でした。試合開始から戦術的な規律を守り、ハードワークができました。それが岡山に対しては必要でした。岡山のこれまでの5得点のうち3点がセットプレー、2点がショートカウンターでした。そのため、そこ(カウンター)を押さえることが大切でした」

 一方、攻撃面では次のように収穫と課題を挙げた。

「ビルドアップも良かったです。焦れずにできたし、もっと背後のスペースを突けても良かったかもしれません。サイドチェンジからの展開も良かったですが、ファイナルサードに入ってからの動きが、少し足りなかったかもしれません」

 そして試合の攻防について次のように語り、選手たちを称えた。

「得点する素晴らしいスタートを切れました。追加点を決めそうな雰囲気もありました。それによって体力を消耗し、交代も必要でした。最後の15分は少し引いて守る時間があり、狙いだったわけではなく、疲れがあるなか選手交代してきた岡山に押し込まれました。それは避けなければいけません。特にサイドからのクロスに手を焼きました。

 これまで成功を収められなった4試合が続き、一つ勝利を収められて良かったです。ロッカーでの雰囲気も落ち込むものになっていたので、この勝利がターニングポイントになると信じています。素晴らしいチームワークで、規律を大切にしながら戦ったチームを本当に称えたいです」

 そのうえで指揮官は「もう少し勇敢な判断が必要だったかもしれません。相手の背後を狙う動きが足りなかったかもしれません。連係不足に感じるところもありました。つまり個人で打開しようとする場面も見受けられました」とも、今後へのテーマも強調していた。

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 浦和は次節16日、アウェーで鹿島アントラーズと対戦する。

Posted by 塚越始