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【サンフレッチェ広島】ACL2没収試合で「6-1」が「0-3」に

広島に加入したジェルマンにとって幸先良い船出だったはずだったが…。(C)2025 Asian Football Confederation (AFC)

第2戦は12日のアウェーゲーム。チャンスは十分あるとポジティブに捉えたい!

 J1リーグのサンフレッチェ広島は3月8日、5日に行われたAFCアジア・チャンピオンズリーグ2(ACL2)・ノックアウトステージ準々決勝ライオン・シティ・セーラーズとの第1戦で、新加入のフランス人FWヴァレール・ジェルマン(Valère Germain)が出場したものの、AFCクラブ大会での3試合の出場停止の未消化によりこの試合の出場資格を得ていなかったとして、アジアサッカー連盟(AFC)から6-1で勝利した結果が「0-3」の没収試合扱いになる制裁が科されたと発表した。さらに罰金10万ドル(約150万円)、1試合分の参加フィー8万ドル(1100万円)が支払われないことが決まった。

 AFCによると、ジェルマンは2024年3月11日にAFC規律・倫理委員会により決定された「AFCクラブ競技会における3試合の出場停止処分」が未消化のままだった。しかし出場資格を有さないライオン・シティ・セーラーズ戦に後半途中からピッチに立った(1ゴールを記録)。

 AFCは準々決勝第1戦を没収試合として、広島の0-3の敗戦として扱うと決定。さらに罰金1,000ドル(約150万円) 、準々決勝の参加報酬16万ドルのうち8万ドルが支払われないことになった。

 広島は「今回の事案について確認が不十分であったため、出場停止対象者を出場させてしまったことについて、皆様に多大なご心配、ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。今後このような事態が起きぬよう、再発防止に努めると共に、関係各所と連携して取り組んでまいります」と謝罪している。

 Aリーグでの処分が該当していたという。これは確かに分かりにくさはあった。

 セーラーズとの第2戦は3月12日にアウェーで開催される。

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 選手の大幅なローテーションが難しくなったものの、第2戦のあとの決定ではなかっただけに、チャンスが十分残ったことは前向きに捉えたい。