【札幌】開幕4連敗、岩政大樹監督「全体として大きな問題はなかった」。一方「根深い問題」も挙げる
岩政大樹監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「3節(山口戦)の後半も良かったですが、さらに今日は良かったと思います」
[J2 4節] 札幌 1-3 千葉/2025年3月9日/大和ハウス プレミストドーム
J2リーグ4節、北海道コンサドーレ札幌はジェフユナイテッド市原・千葉に1-3で敗れ、開幕4連敗を喫した。千葉はクラブ記録の開幕4連勝。
札幌の岩政大樹監督は試合後のDAZNのフラッシュインタビューで、ドームには2万2292人が訪れたが、このホーム開幕戦を待っていたファンとサポーターへ「非常に申し訳なく思っています」と語り肩を落とした。
「(後半はかなり攻勢をかけたが?)僕の印象では前半から攻勢をかけていたと思っています。3節(レノファ山口FC戦/●0-2)の後半も良かったですが、さらに今日は良かったと思います」
3失点を喫した守備面のパフォーマンスを問われると、今季就任した指揮官は「全体としては大きな問題はほとんどなかったと思っています。背後への1本のボールで3失点。三つともですから、そこは非常に根深い問題だと常々思っています」と、ハイラインの裏を突かれると、選手が追い掛ける姿勢になる時点で劣勢に回っている点を問題視していた。
一方、序盤にリードされる展開も影響したとはいえ、シュート数は21本対10本と大きく上回った。岩政監督は「中央から、サイドからと、いろいろなバリエーションから攻撃できたのは良かったと思います」とも評価していた。
このあとはブラウブリッツ秋田、愛媛FC、カップ戦の福島ユナイテッドFC戦とアウェーゲームが再び続く。
岩政監督は「アウェーが続きますが、冷静に分析して、チームが進んでいることを確かめながら、ただ負けているということもしっかり認識しながら、チームをまとめていきたいと思います」と厳しい表情で語った。
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札幌はリーグ4敗、1得点・10失点で最下位。千葉はRB大宮アルディージャとともに4連勝の勝点12で、得失点差により首位に立っている。