マン・U相手に久保建英が先制点演出もソシエダ自滅。DOGSOでのアランブル退場が響く…EL敗退
マンチェスター・U戦で仕掛けるレアル・ソシエダの久保建英(右)。写真:ロイター/アフロ
ブルーノ・フェルナンデスがハットトリック達成。1-4で敗れる。
[EL ラウンド16 第2戦] マンチェスター・U 4-1 R・ソシエダ/2025年3月14日(現地13日)/オールドトラフォード ※2試合トータルスコア、5-2でマン・Uがベスト8進出
UEFAヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16、マンチェスター・ユナイテッドが4-1でレアル・ソシエダとの第2戦を制し、2試合トータルスコア5-2としてベスト8進出を決めた。途中出場したソシエダのホン・アランブルのDOGSOによる一発退場が響いた。また久保建英は4-3-3の右ウイングで先発し、先制のPKを引き出したが途中交代している。
ファーストレグを1-1で引き分けてのオールドトラフォードでの一戦、開始10分、久保を起点とした展開から、ミケル・オヤルサバルがPKを獲得。エースのオヤルサバルが自らこのPKを決めて先制に成功した。アウェーチームが2戦トータルスコアでも2-1とリードする。
しかし16分、50分とブルーノ・フェルナンデスがPKを沈めて、ホームチームがこの試合2-1、トータルスコアでも3-2と逆転する。
反撃を試みるソシエダは56分にアランブルとベニャト・トゥリエンテスを投入。高い位置に右SBのアランブルが張り出し、久保がインサイドにポジションをとる。ところがこの戦略が裏目に出て、63分、背後をとられたアランブルがDOGSOで退場処分に――。
数的不利になったソシエダはここから防戦一方になる。76分には、後半ほとんどチャンスを作れなかった久保が交代する。
しかし、ここからマンチェスター・Uがさらに畳みかける。87分にブルーノ・フェルナンデスがハットトリックを達成し、90+1分にディオゴ・ダロトがトドメの4点目を奪取。マンチェスター・Uが4-1と快勝を収め、2試合トータル5-2で準々決勝にコマを進めた。
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ソシエダは最近の公式戦8試合で3度目の退場者を出してしまうなど、敗れる時は自滅が続く。久保も強く欲していたELのタイトルだったが、ノックアウトステージ初戦での敗退が決まってしまった。