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神戸の大敗&出場選手漏洩問題、三木谷オーナーは「現場を信じて…」

ヴィッセル神戸 (C)SAKANOWA

クラブが高橋峻希への調査開始を発表。

[J1 27節] 浦和 4-0 神戸/2018年9月23日/埼玉スタジアム2002

 ヴィッセル神戸を運営する「楽天ヴィッセル神戸株式会社」(代表取締役社長・立花陽三)は9月25日に公式ホームページで、23日に行われた27節・浦和レッズ戦の出場メンバーについて、メンバー発表前にDF高橋峻希が漏洩した件について、調査を進めることを決定したと発表した。

 メンバー発表前に、浦和ユース時代のチームメイトがSNSのツイッターで、アンドレス・イニエスタがメンバー外だと高橋から聞いてがっかりしたという内容をつぶやいたことが問題視されている。スポーツくじのtotoなどにも影響が及ぶため。

 神戸は今回の発表の中で、「調査結果などについては、改めてご報告をさせていただきます」とコメントしている。

 また、楽天グループが運営する無料通話&メッセージアプリ「Viber(バイバー)」で、神戸の三木谷浩史オーナーが開設したコミュニティでも、浦和レッズ戦での大敗とともに高橋のSNSでのメンバー情報漏洩が話題の一つに。

 三木谷オーナーはそのコミュニティ内で、昨晩の段階(クラブの今回の表明前)にて、「現場を信じて頑張りましょう。少しの間、投稿をコントロールさせてください」とコメントしていた。

 ただイニエスタの出場の可否について、オズワルド・オリヴェイラ監督も「イニエスタ選手が出ないかもしれないという情報は金曜日頃から聞いていたが、実際は試合当日のメンバー発表まで知らなかった」と語り、結果への影響は極めて限定的だったようだ。また、スポーツくじの結果を操作するためのリークだったわけではないようで、Jリーグのルール規約のどういった点に抵触するのか、また犯罪行為との線引きはどうなるかも焦点になる。

 ある意味、いつかは起こり得る問題だったと言える。

 急速に進むSNS時代のクラブ、スタッフ、選手の情報管理について、Jリーグとして何かしらの対策とルールを立てる必要がある。そんなこの時代のテーマについて考えさせられる問題提議となった。

文:サカノワ編集グループ

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